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天狗に出会ってしまったら逃げることしか出来ない

 

 

「天狗には自覚症状がない」

 

 

これはテレビ番組「しくじり先生」にて、オリエンタルラジオの中田さんが「人の天狗状態」を言いあらわすときに使った言葉。

ほんと、自覚症状が少しでもあれば人は天狗にならないわけですから、見事すぎるほど的を得ています。

 

 

自分も長いこと生きてきているので、学校や職場などで天狗になっている人を見てきました。

かくいう自分も仕事をしていたとき、天狗になったこともあります。

バイトへの最初の指導の際、

「仕事をなめちゃいけませんよ」

と上から目線で言い放ちましたが、その後は職場で干されてバイトより先に辞めました(笑。

いま思い返しても顔が真っ赤になります。

基本的には劣等感だらけの自分でも、環境というかそういう状況になれば勘違いしてしまうわけですから、天狗というのはつくづく怖いものです。

「ブタもおだてりゃ木に登る」みたいな。

ほんとうに天狗になっているときというのは無意識なんですよね。

 

 

ちなみに自分が今まであった最強の天狗は、6歳年下の従兄弟です。

仕事の同僚や友人たちなどで何人かの天狗を見てきましたが、たいていは後で笑いとばせるレベルでした。

「あ~そんなときもあったねw

と、こんな感じで。
でも、この従兄弟に関しては別次元。

今から10年以上前の話になるのですが・・・・・・・。

 

 

あるとき、自分が書いた小説を読んで感想を聞かせてほしいと頼んできた従兄弟。

相当な量があり、読むのも大変だったのですが、きちんと読んで感想を伝えました。

そして更に、「友達たちにも読んでもらって、感想を聞かせて!」と頼まれたので、自分の友人たちに読んでもらい感想を伝えるということもしました。

ま、ここまではよかった。

 

 

しかし、それから数日過ぎたあるとき、その小説を使って商売のようなことを始めたいので、自分にもその計画に参加してほしいと従兄弟が言いだしました

でも、その計画自体があまりに夢物語で・・・。

さすがにそこまで協力する気は起きなくて、それはメールで断りました。

自分としては「そこから先はそっちで頑張ってくれ」という感じで。

 

 

そうしたらメールで返事が来たんですよ。

その内容は

 

「小説を読んで感想を聞かせてもらったが、あんたがどんな感想を言うかは98%分かっていた。ただ、残りの2%は「なるほどな」と思うところもあった。 俺はあんたのその目がほしいんだよ。協力してくれれば見返りは払うから頼む」

 

 

読んだ瞬間、あまりに上から目線の内容に言葉を失ったことを今でも覚えています。

あくまでも従兄弟の方から「協力してくれ」と頼まれたはずなのに、この文面。

天狗ってほんとうに怖いですなぁ(笑。

 

 

結局、この日を境に従兄弟とは縁が切れそうなほど距離をとりました。

心が広い出来た人間なら、忠告というか諭してあげることも可能だったのでしょうが、当時の自分にそれは無理。

「わかった、わかった。後は勝手にやってくれ」

という感じで受け流して・・・。

怒りを感じるよりも、心底呆れてしまったのですね。

 

 

というわけで、天狗状態の真に恐ろしいところは、

「そのときに関わった人達を不機嫌にさせながらも、まったく何も言われないこと」

という点だと思います。

みんな、関わりたくないから去っていくだけですが、天狗になっている本人は自覚症状がないから、そんなことがあったことすら気づかない。

こんなに恐ろしいことってないですよ。

 

 

気づいたときにはもう遅い天狗状態。

みなさまは大丈夫でしょうか?

あ、何かこの言い方も上から目線ですね。

天狗に見えたらすいません。

今後も謙虚を売りに生きていく所存です(笑。


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