仕事のルールの共有化は簡単ではなかった

 
 前回のつづきです。
 
 ある日、ある食材が多く残っているようにカムフラージュされたように見えた件がありました。
そしてその容疑者はおジイ。
この件に関しては「なあなあ」でやると営業に関わるトラブルになりかねないということもあり、いずれおジイがまたシフトに入ることがあるようなら、「どこかで言っておかないとヤバいな」と一言いっておくことに。
 
 と、そんなことがあってから数週間たった翌月。
なんと・・おジイはこれまで月2回程度入っていたシフトに入らなくなりました。
で、最初はそのことについては疑問を持ちませんでした。
「まぁ夏はおジイもプライベートで忙しいのかな」
なんて思って(笑。
しかし、その後もシフトにまったく入らなくなったおジイ。
このとき、ふと俺の頭の中にこんなことがよぎりました。
「あれ?ひょっとしておジイはこの店で働くのを避けてる?」と。
 
 これまで1年以上の間。
おジイは毎月2回程度のペースでシフトに入っていました。
むろん、たまにはおジイの都合がつかないこともあり、入れないこともあったりしましたが・・・。
しかし、ここにきて急に3ヶ月連続でシフトに入らなくなったのです。
そしてその入らなくなる前の月が、俺がおジイやワカテ君に仕事のルールの情報の共有化をお願いした月。
これらのことが頭に浮かんだ瞬間、ある答えがバッと頭に浮かびました。
「もしかしたらおジイは、俺が頼んだことを全部やらないためにシフトに入らなくなったんじゃ・・・」と。
 
 と、そんなことに気付いた瞬間、思わず笑ってしまいました。
「確かにこの店で働かないようにすれば、俺が頼んだことは一切やらなくていいよな」と。
 
 一応念のために言っておきますが、俺が頼んだことは非常に簡単なこと。
決して無理やり作業量を増やして相手を苦しめるなんてものではありません。
「食材の残りが少ないと気付いたら知らせる」 
「暇な日は出来る範囲でこれらの作業を行う」
というものです。
食材の残りが少ないことを知らせるにしたって、その日の作業量が増えるわけではありません。
メモ1枚残すだけのことです。
しかし実際は、なぜか食材の残りが多いように水増し偽装されていたという、謎の行動をとったおジイ。
そしてその後は、これまで入っていてくれたシフトに一切入らなくなるという・・・。
これらのことを踏まえると、やはり俺がお願い事をしたことが原因になっているように思えました。
急にシフトに入らなくなったわけですから。
 
 と、そんな感じなことがあった後。
おジイの立場で色々と考えてみました。
思いついたのは、
「頼まれた以上はやらなくてはいけないなったのが、おジイにとっては働くうま味がなくなった」
ということでした。
要は俺に言われる前は、暇な日は何もしなくても許されていたわけです。
おそらく元店長を含めた社員たちも指示を出すようなことはなかったと思われます。
その結果、通常のペースでやれば作業時間が1時間以上余るような日でも、そのまま楽をぶっこいて定時まで過ごしていたのだろうかと。
 
 なみに俺は毎回暇な日であるなら、週6ぐらい余裕で働けます(笑。
それぐらい暇な日は楽なバイトなのです。
でも俺にお願い事をされてしまった後では・・・。
俺も含め、社員たちも事前にその日が暇であるかどうかは分かるため、何かしらの作業はしなくてはいけません。
それをやらなかったら、それはどう見てもサボりになります。
で、そういうことを思われるのが面倒くさいと思ったおジイは、
「じゃあ、もうあの店で働かないでおこう」と。
そうすれば俺が書いたゴチャゴチャしたメモのことも、完全に頭から忘れられるわけです。
ある意味、分かりやすいというか・・・。
こんな感じで逃げる人間もいるんだなぁと、改めて知りました。
 
 ま、一点だけおジイをフォローするなら、年齢的なこともあり体力的には厳しいのかもしれないとは思いました。
俺もワカテ君の仕事ぶりを見るまでは、「自分ではけっこうやっている」つもりでした。
でも実際20代のワカテ君の働きぶりをみたら、かなり劣っていることを知り・・・。
それを思うと、俺にとってはちょっとした作業量増でも、おジイにとってはキツイことだったのかもしれません。
が、あくまでもほんのちょっとです。
しかも無理のない範囲での。
俺も一時期、社員Aからの「もっと仕事しろ」的な圧力で苦しんだので、それを他人に強制するような真似はしません。
 
 と、そんなわけで、自分の基準で「問題なく他の人がやってくれる」と思ったものの、それをやらずに逃走する人間がいることも知った最近。
自分の物差しで無理のない範囲で仕事を頼んでも、それを拒否される。
仕事の上での頼み事というのは、何とも難しいものだと思い知りました。
強制力のない同じバイト同士とかだと特に。



まぁ、おジイに中途半端に「やらない」ということをされるよりは、こっちの方が店にとってトラブルも防げるので、その点はよかったと思って今は割り切っています。

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