店長の苦労を知る


 前回の続きです。

 あり得ないような場所で見つかった落とし蓋。
これまでこんなことがなかっただけに、最近になって入社したホネオくんが犯人だと思いました。
そのため、ちょっと店長にホネオくんを指導をしてもらおうと、このことを報告することに。
このとき、ちょうど出勤前の店長が店の裏手で一息ついていたので、この一件を伝えました。
 
 
 これを聞いた店長。
「ああ・・・なるほど、それはおそらくホネオくんでしょうね」
と俺の考えに同意してくれました。
だから、
「ですよね、だからちょっと言っといてくださいよ~」
とお願いすると・・・店長の顔が曇りました。
その様子を察するに、「う、これは言わないパターンだ」と感じたので、
「いやいや、ちょっとマジで大変だったので、これは言ってもらわないと」
と話をすると、店長の態度が一変。
「いや、あんなおかしい人に注意なんて出来ませんて!」
と言い返してきました。
これにはビックリ。



 

 
 で、店長の言い分を聞いてみると・・・。
「いやまぁ、kanimisoさんだって見てわかるでしょ、ホネオくんが普通じゃないってことが」
的な話が。
まぁ実際、おれも彼を一目見た時点で普通じゃないとは思いました(笑。
ただ、仕事ぶりは真面目で周りから嫌われている様子もなかったので、俺はそんなにホネオくんことを悪く思っていなかったのですが・・・。
一緒に長時間働く店長からすれば、仕事が出来ないホネオくんのカバーをするのは、肉体的にも精神的にも相当な負担があったのでしょう。
温厚な店長が数ヶ月一緒に働いただけのホネオくんに対して、ここまでバッサリ批判する姿をみてそれを察しました。
店長がここまでハッキリ言い切るのはかなり珍しいことなのです。
それゆえ、店長にとってホネオくんは、「マジで使えない部下」なんだと分かりました。
 
 
 と、そんな事実を知ってしまうと・・・。
さすがに、「それでも注意して下さい」とは言えなくなりました。
以前いたクルマくんという社員も、かなり仕事が出来なかったタイプ。
で、その後に来たのがホネオくんで、彼も仕事が出来ません。
こうなると・・・いくら深刻な人手不足とはいえ、とりあえず人をぶっ込まれているというか、使えない人間を部下にせざるを得ない店長が、本当に気の毒になってしまったのです。
実際、形だけの社員がとりあえずいればいいってもんじゃないのですよね。
このことは以前フジ子さんも愚痴のような感じで言っていました。
「上は『きょうは○人いるから営業は大丈夫』みたいなことを言うけど、数じゃないんだよね・・・」
と。
これを聞いた瞬間は「ハッ」とさせられましたね。
確かにベテランと新人じゃ、同じ人数でも各自の仕事の負担が違うなと。
いつの間にか自分の感覚が毒されていたことに気付きました。
 
 
 そんなわけで・・・。
店長にホネオくん指導してもらうのは諦めました。
そこまで求めるのはあまりに酷だと。
まぁこれ以降、道具が紛失して困ることもないので、今のところは問題ありません。
にしても・・・人手不足ゆえ、他の会社なら使い物にならないような人間でもとりあえず入社させてしまううちの会社。
そしてとりあえずその人間を使うしかない状況に置かれる店長。
自分がこれまで考えていた以上に、「店長は相当追い込まれていたのでは」と考え始めていたあるとき。
仕事があがった後で家でくつろいでいたら、店長からTELが。
「ん?何の用だろ、珍しいな」
と思って電話に出ると・・・。
そこには考えてもいなかった事態が待ち受けていました。
 
次回につづく

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