ここ4年ほどでありとあらゆる「人との繋がり」を失った自分。
ま、自分でそういう道を選んだことは間違いないので誰の所為でもないのですが・・・。
そんな自分に先日、珍しくハガキが届きました。
読んでみると、いつもタイヤ交換や車検などにお世話になっているディーラーの女性担当者から。
「一身上の都合で退社した」とのことでした。
最後に直接会ったのは去年の11月。
自分の担当者になって3年ほどだったのですが、最初の1~2年は失礼ながら気がまったく利かないと感じさせることが多い若い娘さんでした。
お客様の立場に立って考えていないというか。
一番ひどかったのは、タイヤ交換とオイル交換をお願いしただけなのに他の部分も断りなく点検されて長時間待たされたこと。
要はこっちから前もってアレコレ確認しておかないと、勝手にやってしまう危険なタイプの人だったのです。
とはいえ、こちらとしても無職の身で熱心なセールスをされても困るので、そんな適当な担当者でちょうどよかったということもあり、不満を持ちつつも我慢してそのディーラーに通いつづけていました。
で、昨年あたりは最初から期待もすることなく接していこうと決めていたのですが・・・。
予想に反して、昨年最後に会ったときから、ようやくこちらのことを考えた接客をするようになったのですよね。
例えば自分が来たら店の前まで来て迎えるとか、別れるときも「今後ともよろしくお願いします」ときちんと挨拶するようになったとか。
それまでこういうのも一切なかっただけに、「お、少しは仕事にやる気をだしたのかな」なんて思っていて、これから少しは友好的な関係を築いていけると期待していたのですが・・・。
そういえばふと思い返してみると、今年の正月は毎年送ってきていたディーラーからの年賀状がありませんでした。
たまたま忘れたのか、「送ることをやめたのかなぁ」と思いたいして気にはしていませんでしたが、いま思えばこのあたりで退社することを決めていたのかもしれません。
ちなみにこのディーラーに最後に行ったのは4月下旬。
このときは姿が見えず会うことはできませんでした。
でも、自分は「営業にでもいっているのだろう」と思っていたのです。
だから今回のこのハガキにはけっこうなショックを受けました。
とはいえ、よくよく考えてみるとこういうことをハガキで知らせてくるだけ、最初に会ったころよりはだいぶマシになったのかなぁとも思ったり。
次にディーラーに行ったときに他の人から『○○は退社しました』なんて聞かされたらショックですしね。
そういう風に思えば、最後にきちんとこうやって知らせてくれたことは本当にありがたいと思うと同時に、短い期間ながらもお世話になったこの担当者さんの今後の人生に多くの幸があることを祈ります。
[4回]
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