野々村竜太郎県議。
きょう、辞職届を提出し、先ほど受理された模様です。
まぁ、当然ですよね。

ここ１～２週間の間、お茶の間に笑いを届けてくれた野々村県議ですが、自分は別な思いも抱きました。

それは自分と似ている部分があると気づいてしまったから。

お恥ずかしい話ですが、自分も過去に似たような感じで職場にてブチギレたことがあります。

初めて正社員になって数ヵ月経った頃のことでした。

野々村県議ほどひどくありませんが（笑）、上司におもいっきりキレて、言ってはならないようなことを言ってしまったことがあります。

だから、言ってしまった人の心境はよく分かります。

ああいう時、心の中は凄く気持ちいいもので。

要は抑えきれない感情を爆発させているからなのでしょうが……もう口にしてしまった以上、引っ込みもつかないし、とにかく心に溜まったものを全て吐き出す。

頭の片隅では「まずい」という思いも有りますが、あくまでも有るだけ。

自分の思いを吐き出すことが最優先になってしまうので、冷静な判断がまったく出来なくなっているのです。

で、言ったあとは「言ってやった！」的な解放感もありますが、それは一瞬で、後は周りのシラケた反応をみて正気に戻ります（笑。

あのときの変な空気は、今でも忘れられません。

自分だけが異常なテンションで爆発して、周りが普通だから本当に恥ずかしいのです。

可能なら暴言を吐く前に時間を戻したいと心底思ったものです。

あと、野々村県議との共通点は、とにかく自分を守ろうとするところ。

これは以前、上司と言い争った際、きびしく追及されました。

「アンタは常に自分だけを守ろうとしている！」と。

野々村県議もそういうタイプですよね。

会見のとき、「私が『怖いな』と感じた時点で、この記者会見は打ち切りにさせていただきますので……」というようなことを言って「攻撃してくんじゃねぇぞ」的なアピールしたり、名刺をもらうことを優先したり。

とにかく名前を出させてプレッシャーをかけようとしているのがバレバレで。

で、それが記者たちに敵対心を抱かせて逆効果になっているのがイタイ。

守ろうとして、ますます隙だらけになっているところなんて目も当てられません。

こういう部分を見ていても、昔の自分を見ているようで恥ずかしいです。

更に会見中、耳に手を当てて「聞こえないアピール」や水を飲む仕草も、全てが怒りを増加させる方向に向かわせるというのが、本当に痛い人だなと実感させます。

普通にテキパキ受け答えすればいいだけなのに……。

でも、それが出来る人ではないのも何となく分かります。

ああいうことをしないと治まらない気持ちがあるのでしょうね。

ま、自分は一回キレた以降はだいぶ大人しくなりました。

「覆水盆に返らず」を、身を持って痛感しましたから。

だから昔のようにはキレることはないと思いたいですが……でも何かあったらキレると思います（笑。

昔の野々村県議は、議会で「税金の無駄遣いの追求」と言っていました。

しかし、そんな人が３年間、政務活動費を全額使い切っており、更には使い道が怪しすぎるという事実。

結局、全額返済するとの意思を示したようですが、それなら尚更、「最初からそういう使い方をしなければいいのに……」と思わずにはいられません。

ほんと、「口でいうだけなら簡単」としみじみ思うし、この部分も自分は野々村県議と一緒だなと苦笑いするばかりです。

議員になってから「オイシイ」思いをしてきた分、今後、そのツケを払わされることになりそうな野々村議員。

１６００万円も好きに使えた３年間は夢のような生活だったのでしょうが、世の中そんなに甘くないということでしょう。

不正をして金を得るぐらいなら、貧しくても地味に生きていくほうが幸せだと思います。

やはり身の丈にあった生き方が一番ですね。

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