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厳しく注意ができない時代に怖さを覚える


 
 
 とんでもない暴言を吐く市長かと思いきや、事の全体像を知ると、「部下の方に問題があった」となってきたこのニュース。
が、その後も関係者が市長の人間性についてテレビのインタビューで答えたりしていて、まぁ一概には言えない感じになっていますが・・・。
今回は「部下の仕事ぶりに問題があった」と仮定して、ちょっと記事を書いてみます。
というのも、俺もバイト先の店長に対して、暴言とはいかないまでもこういう風に言いたくなる時があるから。
 
 
 それはどういうことかと言うと・・・・・・。
例えば毎日使う食材の発注を忘れたときなど。
まぁ店長も人間ですし、俺自身もミスが多い人間。
だからたまに「忘れてしまった」なんてのは仕方ないとは思います。
でも・・・。
それが2年もの間繰り返されて、こちらの作業にけっこうな支障が出てくるなんてなると、さすがに言いたくもなるのです。
食材の数は変動するわけでもなく、毎日決められた数を使うということもあり。
そして、周りからそういう発注を忘れないために、「メモを取るとか、ボードに書いておくようにした方がいいんじゃない」とかアドバイスされても、それをやらずに発注ミスを繰り返す店長。
こうなってくるとさすがに、「仕事なんだからちゃんとせいや!」と言いたくなるのです。


 
 

 また、以前にも書きましたが、超大型の台風が来ると大々的にニュースで流れているのに、ノボリを店の外に出しっぱなしにして帰るなど・・・。
常識で考えればしまわなくてはいけないのに、それをそのまま平然と放置。
こういうことをされた日にゃ、マジで店長に対して「おい○○!きちっと仕事やれよオメエ!!」と怒鳴ってやろうかと考えたこともありました。
 
 
 でもまぁ・・・。
これについてはそう考えた後に、「仕事」や「職場」であることに気づきやめました。
友人とかではなく、あくまでも末端のバイトで部下である自分。
そんな俺が店のトップである店長に対し、いくら正論とはいえ叱責するというのは違うと思ったのです。
だからこれまで、「こういうことがあったので気をつけてくださいね」というメモ書きで留めてきました。
その結果、人間関係に大きなヒビも入らず今に至ります。
まぁ「上司」とかではなく、それこそ「バイト」という立場なので、暴言を吐いたところでパワハラにはなりませんが(笑。
 
 
 と、まぁそれらのことを考えると、役職について部下を抱えて働いている友人たちは本当に気苦労が絶えないのだろうなと思うのです。
どんだけ使えない人間であっても、昭和のようなノリで厳しく注意したら問題になるこのご時世。
(この「使えない」という言葉はあまり好きではありませんが、マジでこういう人間がいるのも事実)
部下に相当な非があっても、言葉を選んで優しく注意しなければいけないという・・・。
自分も正社員時代、上司からパワハラ・モラハラを受け続けて精神を破壊されただけに暴言はいけないと思いますが、あきらかに仕事をしていない人間に対しても厳しく注意出来ないというのは・・・。
しかもそういう人間が、相手を陥れるためにボイスレコーダーを常に懐に忍ばせながら仕事をしている・・・。
なんともおかしな世の中になってきていて、「正しさとは」的なものを考えさせられます。

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