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家族を失う辛さは誰でも同じ

韓国で起きた大型旅客船「セウォル号」の沈没事故。

連日報道される内容を聞くたび、呆れかえっています。

・規定の3倍の過積載

・増築や改造をしたことで船の復元力がなくなっていた

・事故が多発する普段は通らない海域を通っていた

・船員は非常時の安全教育を受けていなかった

他にも色々ありますが・・・もうこれだけの要因が重なったら、そりゃ事故が起きてしまいますよねぇ。

 

 

乗組員の1人、パク・ジヨンさんは自分のことは後回しにして高校生たちを助けたそうですが、それなりの立場の船員たちは「乗組員専用通路」から真っ先に避難。

普通は逆ですよね、コレ(汗。

緊急時は人の本性が出るといいますが・・・・・・。

良い人ほど死んでしまうのは悲しすぎます。

反対に逃げた奴らは何というか・・・もう一生、塀の中で過ごすのでしょうが、それは当然の報いです。

乗客を見捨てて逃げたことを死ぬまで後悔しつづけても、許されないぐらいの罪なのですから。

 

 

自分が特にやるせない気持ちになったのは、船長が救命艇に乗り込む際、後方にあるたくさんの救命イカダを無視して逃げた場面を見て。

救命イカダが使える状態ではなかったとの話も出ていますが、せめてそこは何とかしようとするのが船長や船員の努めであるはず。

非常時の安全対策をきちんと行っていれば多くの命が救われていたと思うと、はらわたが煮えくりかえる思い。

乗客家族の方たちがあれだけ激怒したり、号泣したりする気持ちも分かります。

 

 

あと、会社の経営方針もかなり腐っていると感じました。

とにかく利益優先がミエミエで。

昔からこんな感じで荒稼ぎをしていて、今まではたまたまうまくいっていたのでしょう。

このうまくいっていたという事実は曲者。

一度でもこういう不正が成功してしまうと、「これじゃいつか転覆しますよ!」とまともな船員が忠告しても、

「はは、○○は心配性だなぁ(笑)、転覆なんかしないから大丈夫だって」

と流されて終わり。

事故になって初めて事の重大性を知るのが、こういう会社なのですね。

安全よりもお金が優先。

知らずに乗せられた乗客はたまったものではありません。

 

 

それと今回は韓国政府の対応があまりに悪すぎたのも印象的です。

事故が起きてすぐ米国や日本が支援を申し出たのを断って、今のような状況では・・・・・・

乗客家族ならどんな説明を受けようと納得はいかないですよね。

「手が足りてないのに支援を断るとは何事だ!」

という考えが出て当然ですし。

国のメンツなどがあったのかもしれませんが、そんなものよりも優先するのは人命のはず。

政府のお偉い方々はそういうことが分からなかったのですかね。

自分の家族があの船に乗っていたら・・・と考えれば、取るべき行動は一択なのですが。

 

 

今後、どれだけ乗組員や船長を罰したとしても、失われた命は戻りません。

この事実を考えれば、このような事故のときは如何に人命救助が最優先か分かるというもの。

「あいつが悪い」と口にする前に、とにかく人を助けるために行動を起こすことが大事ですね。


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