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家族4人で米一合

 
 
昨年の話。
家に自分と父しかいないとき、父が電子ジャーでごはんを炊きました。
父はいつも母に任せっきりでこういうことはしません。
だから「珍しいこともあるもんだ」と思ったのですが・・・・・・。
 
 
普段、母と自分が炊くときは2合炊き。
だから父もそこらへんは把握して炊いてくれたと思ったのですが、聞いてみると4合炊き。
自分が「それは多すぎだろ・・・」とおもわず苦笑いをすると、それを見た父はちょっとムッとしたのか、
「大丈夫だ!冷めても後で温めなおして食べればいいっちゃ!」
と言ってきました。
しかし、電子ジャーの中身をみると、いつもの倍のこんもりとした量のご飯。
簡単には食べきれない量だとすぐに分かります(笑。
後で温め直せばいいというのは分かりますが、それだとやはり味は落ちてしまい・・・。
冷凍するという手段があることは分かっていましたが、それは面倒。
結局、このときのご飯はグダグダになりながら、母が戻って来た後に家族で食べきりました。
 
 
ま、父が気を使ってまとめて炊いた気持ちは分からなくもありません。
昔は自分もよく多めに炊いていて、その方が楽と言えば楽ですから。
ただ、今は家族全員が歳を取りご飯も食べる量も減りました。
だから2合がちょうどいいわけなのですが、それは普段ご飯を炊かない父に分かるはずもなく・・・。
この一件があった以降、父はへそを曲げたのかご飯を炊くことはありません(笑。
よかれと思ってやって自分の反応がアレだったので気を悪くしたのかもしれませんが、まぁこればっかりは仕方ないと思っています。
食べきれない量のご飯を炊かれても困るだけですから・・・。
というわけで、今のところご飯を炊くのは母か自分になったわけですが、ここに来てご飯を炊く量に変化が。
2合炊きから1合炊きになったのです。
 
 
分量を減らしたのは自分。
今までは2合炊きでも1人で数回に分けて早めに食べきれていたのですが、ここに来て翌日まで残すことが多くなり、それだったら1合炊きにしてみようと思ったらこれがちょうどいいのです。
というわけで母にもこれからはその時々によって分量を減らして炊いてくれるようにお願いしました。
言っとかないと、母はまだまだ自分が食べられると思って2合炊きにしてしまうから。
 
 
 それにしてもまさかこんな風にご飯を食べる量が減る日が来るとは、まったく想像していませんでした。
そういえば父は60歳を過ぎた今でも大病を患わず、様々な食べ物を元気にモリモリ食べています。
だから息子がまさかこんなにご飯が食べられないほど衰えているとは分からなかったのかもしれません。
でも、実際はそんなに食べられなくなっている自分。
ま、昔のように食べることが出来たら代謝が落ちているいまは余計に太るだけになるので良いことでもありますが、こういう事実に直面すると老いというのは避けられないと実感します。



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