仕事をしていたときのことがトラウマになっている自分ですが、最近よく思うことが一つ。

それは「ダメな上司ほど余計な仕事を増やしたがる」ということです。

働いていた頃の社長が正にこのタイプで・・・・・・。

経営上の様々な不安から来るものなのでしょうが、とにかく新しいキャンペーンを勝手にやり始める社長。

社員の都合など考えずにどんどん仕事を増やしていきます。

「明日から○○キャンペーンをやるぞ！」

こんな感じで。

まぁ、ここまでは多少理解出来ます。

少しでも売上をあげるために、手を打つことは決して悪い事ではありません。

何もしないで待つよりは、何かしらキャンペーンやイベントをやったほうが良い場合もありますしね。

でも、自分が勤めていたところの社長は新しいキャンペーンを始めると、すぐに結果を求めるタイプ。

目に見える効果が早く出ないと不機嫌になります。

そしてすぐにその思いつきで決めたキャンペーンをやめて、また別なキャンペーンを始めます。

とにかく我慢が出来ません（笑。

社員はわけがわからないまま振り回されるのみ。

ま、「今やっているキャンペーンをやめてから新しいことに挑戦しているならいいのでは？」と思う方もいるかも知れません。

でも、こういうやり方って「負債」をどんどん抱えていくようなものなのですよ。

要はこっちの都合でというか、気まぐれで何も考えずにやめていると、後でそのキャンペーン目当てで来た人を追い返してしまうような事態が発生します。

たとえば、特に期間を決めずに「今月から○時以降、○○○サービス！」とキャンペーンを打ったとして、しばらくの間やるのかと思ったら、「利用者が少ないから」と１～２週間でいきなり幕を引く社長。

そしてこの後、そのキャンペーンを目的にしたお客様が来ると・・・どうなるかは分かりますよね。

そもそもキャンペーンやイベントにも、即効性が有るものと無いものがあると思います。

「半額キャンペーン」とかなら多くの人が飛びつくでしょうが、「ポイントカード進呈」などだと、お客様の間に浸透するまではかなりの時間を要しますよね。

だから、よほどの即効性がなければ、結局は地道にやっていくしかありません。

でも、ダメな奴はそれを分かっていないから無駄玉を打ちたがるのですよねえ。

仕事をどんどん増やして社員を振り回し、お客様からの信用失っていく状態にしている社長。

まともな神経の持ち主ならその様子をみて自分に非があると分かりそうなものですが、こういう人間は逆です。

「俺のキャンペーンがうまくいかないのはあいつら（社員）の努力が足りないからだ！」

こういう思考に辿りつきます。

で、ここから更に声を大にして言いたのですが、こういう人間の怖いところは仕事をした気になっていること。

本人は新しい事を次々やっている＝「俺は仕事をしている！」と認識しています。

でも実際は、新しいキャンペーンをやる度に社員はその準備で時間を取られ、やめた後も後始末に追われます。

よかれと思って次から次へと何かをやる度、社員の負担は増えて苦しむはめになっているわけです。

でも、ダメな上司は気づかないという、この完璧すぎる負のループ。

思い出すと吐きそうです（笑。

本当のダメ人間というのは、自分で「ダメ」と分かっている人ではなく、ダメ人間なのに「俺ってすごいデキるよな」と思い込んでいる人。
これは本当に手に負えないものがあり、前職の社長のことを思い出す度、こんなことが頭の中を駆け巡ります。

今でも元気に勘違いしながら生きているのかなぁ・・・・・・。

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