またこういう事故が起きて勤務実態を確認すると、バスの運転手は11日連続勤務だったとのこと・・・。
たとえ国が決めたルールを守っているにしても、11日間も休みなしで働いていたらほとんどの人間はクタクタに疲れきってしまうわけで・・・。
「休息時間はきちんととっていた」ということもバス会社は言っているようですが、休息時間があるのと休日があるのとではまるで違うと思います。
仕事中の休息と何も考えずに家でゆっくり休める休日では肉体的・精神的疲労回復の度合いはかなり異なります。
こんなことは少し考えれば分かると思うのですが、運転手が少ない中でやりくりしていくにはこうやって無理やりこじつけて運営していくしかないのでしょうね。
でも、こういう感じでやっていっても今回のように事故を起こしてしまったら全て終わりになるだけ。
運転手が不足していて無理しなければやっていけないようなら、素直に運行本数を減らすべき。
取り返しのつかない事故を起こしてから反省しても遅いわけですから。
それにしてもこのバス業界のジリ貧感はすごいとですね。
儲けを出すためには運行本数を増やさなけばいけないけど、キツイ仕事のため募集して運転手が集まらないという事実。
この負のループから抜け出すには給料をあげて人を集めるしかないのでしょうが、それも厳しいという・・・。
働いていても光が見えてこないというのは恐ろしいことですね。
[7回]
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