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過去の自分がそこにいた

(*今回の記事はグロ画像を含むので注意)



先日、秋田から持ち帰ったシャンプーのストックが
最後の一本になりました。

仙台に戻ってから2年・・・。

どれだけ余分に買いこんでいたんだ、昔の自分(笑

 

 

そしてふと、そのシャンプーを見ていたら、秋田から持ち帰ってそのままにしていた家電製品のことを思いだしました。

実家に置けるスペースはないので、祖母の家に置いたままなのですが、今はゲーム熱も一段落しているので整理することに。

 

 

冷蔵庫などはかなりスペースをとるので秋田で処分するか迷いましたが、ちょうどその頃、 従兄弟が一人暮らしを始めるかもしれないので、父から「持ち帰ってこい」と指令があったので持ち帰ったのです。

で、2年ぶりに冷蔵庫を開けると・・・・・・

封印されていた記憶が蘇りました。







ビックリするほど汚い(笑

持ち主の自分でさえ、言葉を失いました。

結局、従兄弟にあげる話は消滅したのですが、これはタダでもらったとしても嬉しくない代物ですね。

むしろ、あげたら自分が人間性を問われそうです。

 

 

しかし、当時はこの汚い冷蔵庫を普通に使っていました。

いま思えば、その頃は色々な感覚がブッ壊れていたようです。

これに疑問を持たないのは、間違いなく病んでいます。

 

 

冷蔵庫の下に溜まっている黒い液体は醤油。

最初に発見したとき、いちおう拭き取ろうとしたのですが、うまく拭き取れずにそのままにしたことを思いだしました。

それでも普通なら休日あたりに、さっと掃除すると思うのですが、当時の自分にその気力はありませんでした。

先の見えない仕事に怯え、安らげるのは休みの日のみ。

でも、その休みの日にも仕事絡みで電話がかかってくることがあるので、常に不安な気持ちで過ごしていました。

そして、そのままにして現在に至ると・・・・・・。

 

 

で、2年ぶりにこの冷蔵庫をみて、汚さを感じると同時に自分が感じたのは、「この冷蔵庫の見た目って、自分の秋田時代をあらわしている」

ということでした。

なんというか、秋田にいたころの自分の仕事ぶりやプライベートを表現すると、この冷蔵庫=kanimisoって感じなのです

“冷蔵庫の機能は一応あるけど、汚れている”

もう、これ以上にうまく表現できるものは存在しないと思います(笑

センチメンタルな気分になりました。

 

 

とはいえ、いつまでも感傷に浸っていられません。

いつかは使うこともあるかも知れないので、掃除をしようと祖母と同居している叔母に雑巾とバケツを貸してくれとお願いすると、こういった家電製品を掃除する専用のアルカリ電解水のスプレーとクリーナーシートを貸してくれました。

これでやったほうがキレイになるからと。

 

 

今まで、この手の商品は使ったことがなく、汚れが落ちるといっても厳しい戦いになるだろうと意気込んで掃除を始めると・・・・・・

アルカリ電解水をスプレーして、ティッシュでふきとれば頑固な汚れも一瞬。

正直、楽しくなってくるぐらい汚れが落ちるのです。

 

 

秋田にいたころでも、このような掃除用品は多くの店で売っていて、いつでも買えたはずなのに、それに気づかず水でこすっていたバカな自分。

水であれだけの汚れを落とすのは至難の業なのに、ひたすらこすり汚れをおとせずに諦める・・・・・・。

この部分も、当時の自分の生き様と重なります(笑

本人に悪気はないにしろ、結果が出なければ意味がありません。

いくら一生懸命(ひたすらこする)やったとしても。

 

 

この冷蔵庫の件にしても一事が万事で、自分がずれた方向に突っ走っていたことを今さらながら分かりました。

そりゃうまくいかないし、同僚にも抜かれて当然。

仕事は努力した時間ではなく、結果が全てだから・・・。

 

 

でも、その当時はそんなことも分かりませんでした。

距離をおいたり、時間をおいたりすれば、こんなにも簡単にわかることなのに。

ひたすら空回りしていたんですね。

 

 

冷蔵庫一つで、そんな様々な感情が駆け巡る自分(笑

やりだせば燃えるタイプなので、雑ながらも掃除をすすめ、この状態に。

 

これならタダでもらった場合は嬉しさを感じると思います。

1時間30分かけてキレイにしました。

 

 

で、またこれをみて、冷蔵庫に自分を重ねたりしています(

要はあれだけ汚くても、掃除すれば使えるようになる。

落としきれない汚れはあるし、新品には敵わないけど・・・・・

まあ、何とかなるんじゃないかなと。

 

 

傍から見たらお気楽の大馬鹿野郎でしょうが、自分的には気分は爽快でゲームをやっているだけでは味わえない喜びを感じます。

こんな感じで今後は進んでしていこうと思います。

とりあえずは「出来ることから」で。

 

 


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