月に1～２回ですが、バイト先で１０代の若者と引き継ぎの時間帯に会うことがあります。
普段は俺よりも年上の感じの良いおばさま２人と顔を会わせることがほとんどですが、そのおばさま方のどちらかが出勤出来ないと、代わりに若い子たちが出勤するというパターン。
まぁ、会ってもまったく会話はありません。
基本同じ時間帯に働くこともないですし、立場も一緒ですから何かを偉そうに語ることもしません。
バイトである４０歳おっさんが「いいかお前ら・・・」なんて語りだしたら、ＬＩＮＥで悪口を言われそうですし（笑。
だからいつも
「おはようございます」
「お先に失礼します」
と会話を交わす程度で職場を後にしています。
大人の余裕があるなら立場が同じとはいえ、もっと会話をしてコミュニケーションを取るようにしたほうがいいのでしょうが・・・。
まぁ、無理してまでやることではないと思っています。
余計なことをしてウザがられたらたまったもんじゃないですし。
と、今まではこれで問題なかったので何も気にしていませんでしたが、ここ最近の引き継ぎの時間帯はいつも会うおばさま２人の若者たちに対する愚痴がたびたび耳に入ってくるようになりました。
ざっくりまとめていうと「高校生使えねー」という感じ（笑。
しかも注意や指導をすると「わかってますから！」という返事をしてくるとのこと。
実際に働いている様子をみたわけではないので、俺が会話に割って入るようなことはありませんが・・・。
俺から見ている限りではおばさま２人はまともで良い人なので、言っていることにウソはないと思っていました。
また単なる悪口で言っているんじゃないということも。
要は「ほんとうに使いものにならないレベルなのかもしれない」と思っていたのですが・・・。
先日の引き継ぎの際、はじめて女子高生バイトと遭遇。
この時間帯に来るのは初めてで、おばさま１人と店長が開店準備について色々と説明して作業をやらせていたのですが、その働きぶりを見てビビりました。
というのも、「店内を掃いてね」と言っても、その子が掃くのは通路のみ。
テーブルの下を掃くという考えがまったくないようで・・・。
それを見たおばさまが「え～、掃除やったことないの？ほらこうしてテーブルの下を・・・」と実際に作業してみせながら指導します。
しかしその声には、穏やかながらもどこか「イラッ」としているオーラが。
俺にはぶつけてきたことのない感情を垣間みたので少し怖くなりました（笑。
また店長の女子高生に対する言い方を見ていると、俺やおばさまたちとはまったく違います。
例えば開店準備をさせるにあたり、こんなことを言っていました。
「今から開店まで１時間あるけど、１時間全部準備に使えるわけじゃないからね。
開店１５分前くらいには全ての作業を終わらせて後はお客様を迎えいれられるだけの状態にしようね。
だから４５分くらいで一通りやるようにしてね」
と。
これを聞いた瞬間、俺は
「ああ、先に全部こうやって言っておかないと、何も考えずに１時間まるまる使って作業する子たちなんだ」
と推測しました。
同じ時間帯に働く店長やおばさまたちはさぞかし大変でしょうね・・・。
と、そんな様子を見た後の自分の帰り際。
店長が女子高生に「掃除終わった？」と聞くと女子高生は
「やってます！」
という返事をしていました。
それを聞いた「えっ？」と驚愕。
俺だったら
「あと少しで終わります」又は「すみません、まだ終わりません」とか言うと思うから。
でも、店長はそんな言葉を吐かれても、このようなことを言っていました。
「まぁきょうがはじめてだもんね、仕方ないよね」
と。
それを聞いて、
「ああ、今の若い子には怒ってはいけない上、とにかくなだめて仕事をさせないといけないんだ」と、自分が若い頃とはだいぶ世の中も変わったと知りました。
何とも面倒くさくなったと思いますが、バイトを募集しても簡単に集まらないだけに今は「来た子を少しでも使えるようにする」という方向でやるしかないのでしょうね。
と、こんな感じでバイトする今の女子高生をみて、改めて上に立つ人間は大変だと思いましたし、ブチギレやすい俺は同じ時間には働きたくないと思いました。
ま、女子高生も俺のようなおっさんと一緒に働くのはイヤでしょうからおあいこ（笑。
これからも若者と交わることはせず、自分の仕事を全うしていこうと思います。
[4回]
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