}); }); 忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

料理は奥深くて面白い

 

 バイトの作業の一つである食材の下処理。
バイトを始めてから1年以上やり続けてきました。
最初にこの作業を教わった際、「適当に処理すると料理の出来上がりに影響が出るからな」などと言われていたので、毎回15分ほど時間をかけて自分なりに丁寧に下処理をしていたのですが・・・。
2ヶ月ぐらい前のこと。
社長に会った際、この下処理のやり方について聞かれました。


 
 
 社長が聞いてきたことは、「どの程度のお湯で温度で解凍している」のかなど。
ちなみに自分が下処理のやり方を教わったのはMさん。
「不要なものをしっかり取りきる」という指導はされましたが、「何十度で・・・」とは教えられていません。
そのためいつも自分は「熱い方が早く解凍出来る」と思ってかなり熱めのお湯で解凍していました。
が、そんな自分が仕込んだ料理を社長が見てみると、どうやら若干の旨味が逃げてしまっているようで・・・。
ただ、別に注意というわけではなく、あくまでもどういう風に処理しているかの確認でした。
だから「う~ん、だいたいこのぐらいですかねぇ・・・」と答えると、社長は10秒ほど考えこみ、その後こう言ってきました。
「あ、わかりました。じゃあkanimisoさん、次から下処理なしでそのまま入れてください」。
これを聞いた自分はちょっと驚き。
それというのも、この作業を毎回重要だと思ってやってきたから。
それなのにそれがある日突然無しになり、そのまま入れていいというのは・・・。
楽になるのは歓迎ですが、それだと「今まで一生懸命やってきたのって・・・」と考えずにはいられないのです。
とはいえ、作業のやり方を決めるのは社長。
自分はそれに従い次回からは下処理なしでその食材を入れるようになりました。
 
 
 そして次の作業時。
ある食材を下処理なしでそのまま鍋の中に加えました。
このときは社長からの指示とはいえ、「1年以上やってきた下処理をやらなくて大丈夫か?」と不安になりました。
「食べられなくなったらどうしよう」と。
しかし、その後。
いつもより注意深く料理を見ていくと・・・。
下処理していたころには出てこなかった旨味のようなものが表面にキラキラと浮いてきました。
そして、それを試しにちょっと味見してみると、以前の料理にはなかった旨味が。
このとき、自分の下処理は「やりすぎていた」ことに気付きました。
どうやら不要なものを取り除くことに必死で、大切な旨味までも取ってしまっていたようです。
出来上がった料理をみて、それがハッキリ分かりました。
 
 
 と、そんなことがあり、下処理というのは大事な作業ですが、やりすぎると逆効果になるというのを思い知りました。
まぁ、これは何事においてもそうなのかもしれませんが・・・。
ただ、このことを理解していなかったとはいえ、毎回必死に下処理していただけにショックも隠せません。
「手を抜いた方がウマくなるって・・・」と(笑。
でも、これは非常に勉強になりましたね。
「料理をおいしくするにしても、やり方一つじゃない」と。
これは家で料理を作るときにも活かせることだと思うので、今後も機会があれば社長たちから学んでいきたいです。

にほんブログ村 その他日記ブログ フリーター日記へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

拍手[3回]

PR