業務用のガスコンロの火力は超強力。
働き始めたころは家庭用のガスとはまるで違う火力に、「熱いしこええ」と怯えながら作業をしていましたが、人間何事も慣れてしまうもので。
少し経ったころには「あれ、考えていたよりもたいしたもんでもないな」と思い始めてしまい・・・。
そんなある日。
熱々の液体の中に道具を落としてしまいました。
熱いことは重々承知しているので他の道具を使ってそれを拾い上げようとしましたが、色が付いている液体の中にどっぷり沈んでいるためなかなかうまく拾えません。
このときは作業が押している状況。
ここで更にこんなことでモタモタしていたらまずいと思い、軍手をしていたこともあり、そのまま手で取ることを決意。
「ちょっと熱めのお風呂程度だろう」と考えてその液体の中にポチャッと手を入れてみると・・・想像をはるかに超える温度。
毎回繰り返していた作業だったこともあり、すっかり油断しきっていたとこのとき知りました。
叫び声をあげると一緒に働いている先輩に驚かれるため、グッと声を出すのを堪えましたが、熱々の液体が染みついた軍手が指に追加ダメージを与えてきます。
大急ぎで軍手を脱ぐと指先には水ぶくれ。
このあと頻繁に作業の合間に指に冷水を当て続け大事には至りませんでしたが、このときようやく『業務用』の意味が知りました。
気を抜いたら体に大ダメージを与えうるものだと。
(この場合は自分がバカすぎるとも言えますが(笑。)
と、いうことでその後は慎重に作業していますが、どう気を付けてもちょっとしたハネなどは防げず。
家に帰って「指が痛い」と思って見てみると、一部分がちょっと火傷していました。
こんなときは放置せず、すぐに前回の火傷を負ったときに買ったパンパス軟膏をぬりぬり。
仕事を始めてからこのように色々なものを買ったりしているので、懐が厳しくもありますが身体が資本なのはどの仕事でも同じ。
これからどんどん作業に慣れていくのでしょうが、今後も健康を損なわないように気を付けながら作業していこうと思います。
[4回]
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