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「お笑い芸人戦力外通告2017」を見て

 
 
先週の土曜日。
テレビの番組表を眺めていたら、こんなタイトルを発見。
「お笑い芸人戦力外通告2017」。
めちゃイケの企画ですが、本家の「プロ野球戦力外通告」を毎年欠かさず見ている自分としては非常に気になり録画(笑。
そして先ほど見ましたが、「お笑い界から戦力外通告」と言われている方々と同年代である自分はいろいろと考えさせられる番組でした。
 
 
まず今回密着取材を受けていたのは、波田陽区さんとあかつさん。
 
 

この2人を見たとき、自分が思ったのは
「えっ、この2人ってテレビに出ているほうなんじゃないの?」
ということでした。
波田陽区さんは去年のオリンピック卓球で大活躍した水谷選手のモノマネで見かけましたし、あかつさんは水曜日のダウンタウンで見ました。
だから正直「戦力外」という言葉が当てはまる芸人なら他にいるような気がしたのですが・・・。
 
 
とはいえ、2人のスケジュールや仕事内容を確認してみると、こちらが思っていたほど順調ではないようでした。
波田陽区さんはテレビでの露出は減っているものの、まだお笑いの営業などをやっていたので良い方でしたが、あかつさんは現在世間で相撲ブームが来ているにも関わらずスケジュールはスカスカ。
奥さんと子供がいて借金もあり、ちゃんこ屋のバイトをしていました。
 
 

これには、あかつさんくらいなら地方のお笑いの営業で食べられているイメージがあっただけに、かなり驚かされました。
こうなった理由は相撲ネタ限定のために飽きられるのが早く、仕事の幅が狭いためみたいですが、あれだけ面白いネタを1本作り上げても、それだけではダメという厳しい現実を垣間見た気がします。
世間の人にウケるようなネタを1本作るだけでも大変ですが、それだけでは到底やっていけない世界なのだと分かって。
10数年お笑いのことだけ考えて来て一度は成功した人間でも通用しなくなることを考えると、テレビに出演しつづけるのは本当に甘くないですね・・・。
 
 
と、そんなことをしんみり感じてしまった後にトライアウトが始まった様子を見ましたが、やはり出ているのはそれなりに顔が知られている一発屋ばかり。
その中にはR-1チャンピオンの「やまもとまさみ」さんも出ていて・・・。
-1で優勝する実力があるのに、それでもテレビには出られない現実を知ると、これもキツイもんがあると思いました。
面白いコントが出来るよりも、それよりはフリートークの面白さが重要視されるみたいな。
やまもとさんは辛いところでしょうね・・・。
 
 
またこの手の一発屋たちが大変だと思う部分は、「一度成功したという経験がある」ということ。
波田陽区さんの場合、絶頂期には最高月収2,800万円。
これを一度味わってしまったら普通に働くというのは難しく、どうしてもまた再ブレイクを狙ってしまいますよね。
他の一発屋の方々はここまでの年収ではないですが、それでも1カ月で100万円以上稼いでしまったりしたら・・・逆にこの成功体験で苦しむことになると思います。
例えば自分の場合、アフィリエイトの月収が150円だったこともあるから毎日数百円稼ぐことを楽しめていますが、これが一発屋クラスに稼いだ経験があったら、バカバカしくてまったく楽しめないと思いますし(笑。
成功体験は人をときに助けることもありますけど、ときには妨げになることもあるのですよね。
考え方次第なのですが。
 
 
で、肝心のトライアウトの内容ですが、あかつさんは恋ダンスを相撲バージョンで踊って笑いをとっていたので良かったですが、波田陽区さんはこのギャグをやっていて・・・。
 
 


「フェニックス」


ユーチューブでさんざん「クソつまらない」と言われていたフェニックスをやるとは思いませんでした。
そして結果は最低得点。
でも、中途半端にウケるよりはこれくらい振り切ったほうがいいような気もしました(笑。
 
 
と、そんなこんなだった「お笑い芸人戦力外通告2017」。
最後に強く思ったのは「この番組に出られる時点でマシな方なんだ」ということでした。
ほんとうにお笑い界で戦力外になっているような芸人さんは、このトライアウトに参加することすら出来ないのでしょうから・・・。
 
 
実際に面白くてもそれだけでは出られないテレビ。
当たればデカイですが、芸人をやるというのはつくづくバクチだと思います。
次から次へと若手が出てくることや歳をとったあとのことを考えると・・・。
甘く考えてやるようなものではないと、痛感させられました。

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