先日、お問い合わせからこんなメールを頂きました。
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[ 件名 ]
電子書籍出版の件
[ 本文(大) ]
はじめまして。
電子書籍活動をしている ○○○○(個人名) と申します。
突然のメッセージ失礼します。
四季ラビオリ 様のサイト内容を拝見させて頂きましたところ
非常に興味深い内容ばかりでした。
そこでよろしかったら このサイト内容を基にした電子出版を出したいと思いました
是非とも 出版させて頂けませんでしょうか?
「月5万以上印税で稼いでいる方」
「電子書籍で集客をして売り上げが500万UPした方」
「Amazonkindle総合1位をとってブランド力をつけた方」
といった多くの方が 実績を残しておりますが
四季ラビオリ 様の内容も 同じ様な実績が残せれるかと思い メールを送った次第です
費用などは 一切いただきません。
ご興味をお持ちでしたら 一度出版について詳しくお話ししたいと思います。
書籍サンプルをお送りいたしますので、是非ご覧になってください。
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と、ここまで。
どうやら自分が他にやっているブログの「四季ラビオリ」を見てメールを送ってきたようなのですが・・・。
文面を読んで真っ先に感じたことは、
「テンプレ丸出し感がすごいなw」
でした。
ま、以前にも書いたことがありますが、自分はこの手のテンプレが大嫌いです。
例えばこういった、
「素晴らしい記事ですね。勉強になりました。またきます」
や、
「素敵なブログですね。共感できます。また遊びに来ます!」
等を複数のブログに書き込んでいる人間を見ると、自分のブログのみならず他の方のブログで見かけても本当にイヤな気持ちにさせられます。
記事の内容には触れずにそれっぽい褒め言葉で宣伝するという、あまりに腐った行為。
こんなコメントは何千個書かれようと、なにも感じられないタダのゴミ。
短い言葉でも、記事の内容に沿ったコメントをいただけると嬉しいし励みになることを知っているだけに、余計に腹が立つのです。
んで・・・。
まぁこのメールが実際どうなのかまでは、今のところは分かりません。
かなりのテンプレ感は漂っていますが、もしかしたら本気で俺のブログを電子書籍化するつもりがあるかも(笑。
だから今のところは名前を伏せ字にしましたし、紹介されていた書籍サンプルも伏せておきます。
とはいえ、引っかかった点はテンプレ感だけではありません。
次に思ったのは、「無料のブログをわざわざ電子書籍化する意味ってある?」ということでした。
正直、現時点でいくらでもブログはただで読めるわけです。
それを電子書籍化したところで・・・、しかもアクセス数も微々たるブログです。
実際、もし俺が今やっている全てのブログで、仮に「購読料として毎月10円必要になります」なんてやったら、おそらく読む人は0人でしょう。
お金が絡むと人はシビアですから。
だからこそ、創作物でお金を取れる人っていうのは凄いと思っています。
で、自分にそういう才能はないと分かりきっています。
しかし、「タダでも読まない」ものもネットには無数に存在していることは分かっているので、
こんなブログでも読み続けてくれている皆さまには感謝です。
貴重な時間を割いてくれているわけですからね。
とまぁ、そんなことを思いつつ、次に違和感を覚えたのがこの部分でした。
”「月5万以上印税で稼いでいる方」
「電子書籍で集客をして売り上げが500万UPした方」
「Amazonkindle総合1位をとってブランド力をつけた方」
四季ラビオリ 様の内容も 同じ様な実績が残せれるかと思い メールを送った次第です”
いやいや・・・いずれの条件も自分には途方もない話。
3つのブログで月数千円しか稼いでない人間相手になにを語っているのか。
そもそもあんなブログで「Amazonkindle総合1位」取れるほど、電子書籍業界も甘くないでしょう(笑。
さすがにそこらへんはブログ主である俺も、「そうは絶対にならない」ことはわきまえています。
と、そんなわけでこんな疑問が次から次へと湧いてきたので、この電子書籍の話は見送ることにしました。
少しでもお金になるならやったほうがいいですが・・・、これは1円にもならない話だろうと。
そして最後にネットで「電子書籍出版の件」で検索してみました。
すると・・・、どうやらこういうメールは数年前から不特定多数のブロガーに送られているようで、中には「詐欺」目的の輩もいるようです。
今回のメールでも「費用などは 一切いただきません」と書かれていますが、詐欺目的の場合は電子書籍化の費用は発生しないとしつつも、「管理費用」などの名目でお金を取ろうとするのだそうで。
まぁ、ただブログをやるよりは、電子書籍として出した方がわずかながら箔が付くというか、少しでも形になるから、プライドの高いひきこもりのブロガーや、肩書きを欲している人間を騙すには有効な手段なのかもしれません。
が、正直こんな話に乗って騙されるようになったら、そうとうヤバイかと。
今後もウマイ話には乗らないように気をつけようと思います。
[4回]
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