３年ほど前、TBSで「女子アナの罰」という番組がありました。
TBSの若い女性アナウンサーたちが体を張った企画をやるという番組で、個人的にはかなり面白くて好きでした。
「あらら、そんなことまでやらせちゃうの？」という感じで、かなり攻めていた企画内容だったのです。
でも、この番組が終了した後、ふと思ったのは、女子アナがこういう番組を出てしまうと、「アナウンサーとしての品格が落ちてしまうということ」。
現に番組が終わった後、女子アナの罰でめちゃくちゃないじられ方をしていた子がニュース番組でまじめな顔してリポートなどをしていても、自分としては女子アナの罰のイメージが残っているから、どこか素直にニュースを聞いていられないというか・・・。
出演していた女子アナたちは笑いを得た代わりに、高貴さを失ってしまったんだなぁと、しみじみ思ったのです。
実際、ここらへんが番組が終わった理由の一つであるような気がします。
で、そんな番組の中で、俺がもっとも忘れられない罰ゲームをやったのが小林悠アナウンサーでした。
TBSでやっていたイベント会場に「アホの坂田」の格好をして歩くということをやっていたのですが、そのあまりにひどい姿を見た自分は
「ええ・・・女子アナなのにこんなことまでするの？」
と驚いたくらい。
というか、俺が同じ格好をしろと言われても「絶対にイヤ」と断りたくなるレベル。
この罰ゲームの最中、小林さんは当時いた先輩アナウンサーである吉川美代子さんにその姿を見られて怒られていました（笑。
「もっと女性アナウンサーとしての誇りを持たなくてはダメ！」と。
とまぁ、ほんとうに見かねるくらいひどい罰ゲームだったのです。
ただ、この罰ゲームを見終わった後、自分は感動もしました。
「私出来ません！」なんて言わず、恥ずかしい罰ゲームをやり遂げた小林悠アナのその姿に、「会社で生きていくということは、こういうことなんだろうな・・・」と、つくづく思わされました。
だからその後は、小林悠アナウンサーを見る度に尊敬の念を抱いて見ていたのです。
Nスタなどで活発にリポートしている様子を見ては「頑張っているんだなぁ」と思っていたのですが・・・それだけに今回の退社には非常に残念です。
なんか、かなり唐突な感もあるだけに。
でも、こればかりは仕方のないこと。
健康上の理由ということですが、体調さえよくなれば小林さんはまだまだ輝ける人だと思います。
今後、テレビに出るかどうかは分かりませんが、これから小林さんが幸せな日々を送れることを願いたいと思います。
[5回]
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