おととい発生したこの火事。
多くの人は、「天ぷら揚げてて火を消し忘れて休憩なんてありえないだろ」と思うかもしれませんが･･･。
調理バイトをしている自分としては、本気で他人事ではないと思いました。
というのも先日。
バイト先ではないものの、自宅でガスの火を消し忘れるというのをやってしまいました。
ガスの火の消し忘れに気付いたのは母。
外出し戻ってきた台所に行ったら、ガスのスイッチが下がったままになっているのを見てビックリしたそうです。
この日の日中、家にいたのは自分のみ。
そしてお昼にレトルトカレーをお湯で温めていました。
そのときの行動を思い返すと、まずお湯を沸かして、その後レトルトカレーを投入。
で、5分後。
普通に取り上げたのですが･･･お湯を沸かした時点で火を最小に。
そのため、火を付けたままであることに気付かずそのまま2階の自分の部屋に戻ってしまったみたいなのですが、何ともありえないような行動に自分でも驚いてしまいました。
「俺も相当ボケてきてんな」と。
最近はお袋の老化っぷりを嘆くことが多かったのですが、とても人のことは言えませんね（苦笑。
ちなみにその切り忘れたガスですが、どうやら安全装置が働いて自動で切れてくれたようです。
鍋に入れていたお湯もまだ600mlほど残っていたので、空だきにならなかったのが幸いでした。
んで、今回の屋形船の炎上の件に話を戻しますが･･･。
基本的にはもちろんありえないことだと思います。
揚げ物をしているときにその場を離れるなんて絶対にやってはいけないことですから。
でも･･･こういう調理の作業をある程度の期間やっていくうちに慣れが出てきます。
で、その慣れた状態で、お湯を沸かす→その間に食材を切るなんて感じでいくつかの作業を並行してやっていくと、ときに一つの作業をスッポリ忘れてしまうときがあるのですよね。
「あ！アレを火にかけたままだった」
とか。
自分の場合、並行してやっている作業の一つにトラブルが発生してその対応に追われたりすると、そういう現象が発生します。
またときたま自然に集中して作業出来ていたりすると･･･。
普段は注意力散漫なのに、こういうときほど集中したりするから何ともうまくいかないものですね（笑。
と、そんな経験をした今ですが･･･。
とにかく今はどの作業をするにしても、タイマーをしっかりかけるようにしています。
そうすると仮に何かの作業を忘れても、タイマーが「ピピピッ」鳴った時点で必ず確認にできるから。
最初にセットした時間を見れば、「あ、あれを煮ていたんだった」とアホの自分でも思い出せるのです。
だからこの屋形船の火事を見ると･･･万が一火の消し忘れなんてことがあっても、温度の上昇などにより、それを知らせてくれるようなセンサーのようなものを付けておくべきだったのだと思います。
むろん、基本は揚げ物をしている最中はその場を絶対離れないことですが。
しかし、人間はときに慣れや気の緩みで忘れてしまうもので･･･。
2016年に起きた「糸魚川市大規模火災」も、原因は中華店の店主の大型コンロの火の消し忘れ。
鍋を火にかけたまま自宅に戻り･･･ということで、当時はこれを聞いたときは「ありえない」と思った者ですが、今は･･･。
「長年やってきてそういう行動が身体に染み込んでいたなら、充分にありえるなぁ」
と思ってしまうのです。
もちろん、それが許される理由には決してなりませんが。
ということで･･･。
酒を飲んでいたわけでもないのに、ガスの火を消し忘れるということをやらかしてしまった自分。
最近は仕事にもすっかり慣れてきたのはいいのですが、逆にちょっとしたミスも増えてきたので、このニュースを教訓にしてこういう火事を起こさないように気をつけようと思います。
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