以前、松坂選手が1年目のシーズンに、1軍の試合で1回も登板せず年間4億円稼いでいる事実に対して、
「1球も投げなくても俺が生涯稼げるお金の何倍ももらえるんだ・・・」とブルーになったことがあります。
才能や努力の差とはいえ、あまりにも残酷なこの現実に(笑。
そんなわけで松坂選手の今後の動向は気になっていました。
「これだけのお金をもらっているのだから、来年以降は活躍しないとシャレにならんだろ」と思っていたこともあり。
そして出たのがこの結果。
2年で8億円もらっているのに1勝もしていないというのは・・・。
世の中には素晴らしい復活劇を期待していたファンもいたのでしょうが、現実はあまりにも残酷。
投げる前ならまだ希望を持つことも出来たでしょうが、結果は擁護のしようがないほどの内容。
見た目が太っていてコントロールが定まらず4球連発の上、ストライクになるボールは若手にも簡単に打たれて、1回で5失点ですからね。
誰の目から見ても現時点では使い物にならないことが分かってしまいました。
こうなるとプロの高給取りで有る以上、バッシングの嵐になるのは当然なわけで・・・。
で、上記のリンク先のコメント欄でも書かれていたことですが、自分も前から強く思っていたことがあります。
それは、
「同じチームの選手たちの士気にかかわる」
ということ。
これは本当にずっと前から思っていました。
だってソフトバンクは非常に強いチームで、松坂さんよりも安い年俸で活躍している選手がたくさんいます。
そんな中において2年間未勝利で8億。
最初の1年目はこれまでの実績や怪我などのこともあり、他のチームメイトも許せる範囲だったと思います。
「まぁ来年以降頑張ってもらえれば・・・」みたいな。
しかし、2年目の終わりでこれでは、さすがに温厚な人間でも同じチームにいたら不満を持つでしょう。
「なんで何もしてない人が俺の何倍も給料をもらってんの?おかしいでしょ!」と。
今シーズン、パリーグは日本ハムがソフトバンクにつけられた圧倒的なゲーム差をひっくりかえして優勝しましたが、この原因の一つには松坂さんのことがあったと自分は睨んでいます。
一生懸命やって活躍していたとしても、なにもしていない人よりもらえるお金が少なければ、やる気をなくす選手や腐る選手がいても不思議はありませんから。
正直、まともにやっているのがバカバカしくなって当然だと思います。
と、そんなわけで、来年もチームをまとめていかなければいけない工藤監督としては今回の登板に踏み切るしかなかったのだと思います。
「もうお前は通用しない、頼むから引退してくれよ」という意味で。
だってまた投げさせないまま2年目が終わってしまえば「もしかしたら3年目は・・・」と期待するファンや擁護する人もいるかもしれませんからね。
それを避けるために、2軍ですら活躍出来ていない松坂さんを1軍の消化試合で投げさせてハッキリさせた・・・これが工藤監督の狙いだったのではないかなと。
しかし・・・松坂さんというのはやはり根性は並大抵ではないようで。
これが1年目のシーズンだったり、年俸が1,000万円程度の選手だったりであれば納得も出来るのですが、すでに8億もらっていて1勝も出来ない選手が言うのはどうなんでしょうかね・・・。
本来なら、
「これまでの2年でチームに迷惑をかけた分、来年は20勝してチームに貢献します!」
と断言しなければいけない立場だと思うのです、年俸的にも。
それが「また1から」では・・・。
というわけで、このままもしも松坂投手が残るようなことがあったりしたら、来年のソフトバンクはけっこうヤバイ気がします。
また一段と士気が下がるのは明白ですから。
だから、もし自分が工藤監督の立場だったら、今の時点で来年分の4億を払うので即座に引退してほしいくらいです(笑。
もう金の問題ではなく、周りへの悪影響を考えたらそれくらいしたいのが本音じゃないでしょうか。
むろん、これをやったら他の選手からとんでもなく批判を受けるでしょうが、それでも「アイツはやめたんだ」と決着をつけてしまえば、来年の開幕あたりまでは選手たちも気持ちの整理もついて頑張れる気がするのです。
こう考えると、松坂投手は「また1から」なんて考えではなく、ほんとうに「チームに絶対貢献出来る!」と確信がなければ残ってはいけないと強く思うのですが・・・。
とはいえ、プロ野球選手というのは現役が終わってしまえば滅法稼げなくなるもの。
それを考えると、松坂選手にも家庭があるから何とか来年もしがみつこうとする気持ちも分かりますし、こういう契約をしたのはソフトバンク自身。
もしこのまま3年目をリハビリに当てられたとしても、それはやむを得ないところなのでしょうね(笑。
ま、今後も松坂選手の動向に注目していこうと思います。
どんな引き際を選ぶのかを・・・・・・。
[5回]
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