この事件の容疑者の供述を聞いて自分が真っ先に思ったことは、
「あ、なんか最近この手の人間が増えた気がする」
でした。
どういうことかといいますと・・・。
この容疑者が犯行に至った動機は、
「自分の勤務の時間に患者が亡くなると家族への説明も面倒で苦痛だった」
「容体の急変を見るのが嫌だった」
とのこと。
でも、こんな理由であれば、「だったら仕事を辞めればいいじゃん」で済む話。
もしくはそういうことをしなくて済む別な病院に転職するとか・・・。
自分がこの女と同じ立場でこういうことを思ったなら、おそらく辞めると思います。
体や心を壊す前に。
しかし・・・この女はそれをせず、自分の「楽」を優先して、患者さんたちをどんどん殺していったわけです。
ここに恐怖を感じるのです。
「自分の中に正当化した理由があれば、もうモラルとか一切関係なしで殺人までやる」
ということに。
ここ2~3年、各地で起こる物騒な事件。
犯行理由を聞くと、いずれも何とも身勝手極まりないものが多く腹が立つことが多いです。
この病院中毒死事件にしても、「自分の精神的苦痛や苦労よりも、他人の死を選ぶ」という、あまりにひどすぎるもの。
こうなるぐらいなら自分が無理なくやれそうな仕事をやればいいのに・・・。
本来大切にしなければならないものを粗末に扱い、どうでもいい理由を優先する。
自分もこういう思考に陥らないよう、気をつけようと思います。
[4回]
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