きのうの夜テレビを見ていたら、何十年前にタレントやアイドルとして活動していた方々の「現在」を調べた番組が流れていました。
最近はこういう番組が増えたような感じでそんなに珍しくもないですが、きのうの番組は見ていると妙に感傷的になっていましました。
なんと言いますか、アイドルになれるほど器量が良くても、それだけで一生食えていけるほど世の中は甘くないのだなと。
当たり前のことかもしれませんけど・・・。
それと、いくら事務所がお金をかけて売り出したにしても、実力や運がなければ2年ぐらいで解散・引退をしてその後の人生は大変なんだなぁ・・・とも。
結局、みんな歳を取っていくから極々一部のアイドルを除いては、どうやっても他の仕事をやっていかなければ食べていけない状況になるみたいですね。
特にきれいな女性だと、若い頃にチヤホヤされた分、その後の人生の選択を間違えるとどうしても「悲惨」に見えてしまうような気がします。
この手の番組はそれが目的なのですけどね(笑。
きのうの番組でも元アイドルが51歳になり介護タクシーの運転手&訪問介護士をやっている姿を映していましたが、その方は独身。
今でも美人で仕事ぶりは大変すばらしいのに、給料は安いという現実を見せられると、世の中というのは残酷だとイヤでも思い知らされました。
ただ、自分のようなブ男で仕事も出来ない男からこういう女性を見ると、
「これだけキレイでも結婚出来ない人がいることを考えれば、俺が結婚出来なくても何の不思議もない」
という、どこか悟りの境地に達しそうな考えも浮かびます(笑。
つまり、結婚というのは「美人だから」とかは関係ないのでしょうね。
もっと別な「大きな愛」みたいなものがお互いにあってこそ、成り立つものなのでしょう。
ま、何も考えずに結婚するような方々も世の中にはいますから、一概には言えませんが・・・。
と、まぁ女性に限らず男性も歳をとればどうしても「輝き」的なものは失われます。
ただ、あえて言うなら女性の方が歳をとる毎に失うモノは大きいような気がします。
若いときがあまりにも輝いているだけに。
「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」
きのう、数人の女性たちの人生を垣間見た今、この短歌が身に染みます。
[4回]
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