先日、マックスバリュにいったら惣菜コーナーにドーナッツが置いてあり、それを見てこの前、テレビでセブンイレブンがドーナッツを販売して好調だというニュースを思い出しました。

このとき、「それに対抗してミスタードーナッツが従来のものより高価格帯の商品を出していく・・・」といったニュースも流れていたのですが、これを見てつくづく「生き残っていくための競争というのは過酷だなぁ・・・」と思わされました。

限られたシェアを奪い合っていくというか・・・。

で、このニュースをみたとき、もう一つ思い出したことがありまして。

それはテレビで見たサンドイッチマンのあるコント。

クリスマスのケーキ屋のコントで、伊達さん扮する店主がこんなこと言います。

「いまはコンビニでお手軽においしいスイーツが買えるから、うちも前より売上が落ちて・・・

　もう店を閉めようかと思っているんだ」

これを聞いたとき、自分の中では電流が走り切なくなりました。

「あ～普段は気が付かないけど、実際に起きていることだな」と。

今から１０年以上前、自分がコンビニで働いていた頃に売られていたスイーツというのは、只々甘ったるい雑なものがほとんどでわりと売れ残っていました。
でも、それと比べて現在のスイーツは、かなりおいしくなっています。

そして値段も決して高くないから・・・。

つまり、こういうことが重なれば月単位や年単位で見ると、本職のケーキ屋の売上が大幅に落ち込んで閉店に追い込まれていても不思議はない気がします。

コンビニの味に負けないスイーツやケーキを作るといっても、容易なことではないですし。

とどのつまり、味に大きな差がなければ人は安いほうを選ぶものなのですよね・・・。

先日、街から本屋がドンドンやっていることを書きました。

その際、「印刷屋さんも減っている」というコメントをいただき、言われてみれば確かにそうだなと思いました。

あと、最近は燃費が良い車が増えたことや、維持費がかかることもありガソリンスタンドも減っていっています。

結局、「何か変わりになるもの」が生まれれば、その分だけ消えていくということ。

２０年後は街の風景もまた大きく変わるのでしょうね。

おいしそうなのでマックスバリュで買ったドーナッツ。

１個９０円でしたが、十分なおいしさでした。

このレベルのものがスーパーで売られているとなると、専門分野としての強さを出さない限りミスタードーナッツも今後は大変だと思います。

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