清水富美加さんをテレビで初めて見たのは「仮面ライダーフォーゼ」にて。
今から6年くらい前のことで、そのときの印象からすると失礼ながら今のようにCMに出るくらいの女優さんになるとはまったく思いませんでした。
仮面ライダーが終わったら見かけなくなるパターンの子だと思っていたのです。
だから最近コスモ石油に給油に行く度、給油中に流れるCMに出ている彼女を見て「ずいぶんと出世したもんだなぁ」なんて思っていただけに、このニュースにはビックリしました。
「ここまで名前が売れたいま芸能界を引退って・・・」と。
清水さんと所属事務所の意見が食い違って揉めているようですが、まず個人的に清水さんに対して思ったのは「仕事が嫌なら断ればいいし、その分の「干される」というリスクも受け入れる必要があった」ということでした。
というか、特に芸能界の場合はそういうリスクがあるものだと思うのです。
イヤな仕事も我慢して受けて事務所から優遇されるようにするか、自分のポリシーを貫いて仕事を選び、多少干されることも覚悟するかのどちらか。
干されることに恐怖があった→やりたくない役柄の映画も受けた→でもイヤになったから辞めるというのは、自分から見ると、「そりゃおいしいところ求めすぎなんじゃ・・・」と感じてしまいます。
現在、芸能界でそれなりの立場になっている方々は、きっとイヤな仕事も我慢してこなしてきたと思うので。
好きなことだけやれて成功するのは、ほんとうに極々一部の方だけかと思います。
また、こうして仕事を一度受けた後に辞めるというのは、とんでもない迷惑がかかるものです。
1人でやっているわけではないから、このように突然引退したりすると多くの俳優さんや裏方さんにも影響が出て・・・。
だから、仮に事務所の待遇に不満があったにしても、受けた仕事はやりきってから辞めるべきなのです。
そこを強引にやってしまったら、正当性がなくなるから悪になってしまうわけで・・・。
まぁ、去年あたりからブレイクして仕事が増え、肉体的・精神的な負担も大きくなりいろいろな意味で耐えられなくなったことはあると思います。
一般人の自分が考えている以上に想像を絶するプレッシャーなんかもあったのかもしれません。
しかし、それを踏まえてもこの辞め方は残念の一言。
今後、宗教家として広告塔になり宣伝していくようですが、これだけ印象が悪い辞め方だとテレビで見る機会はもうないでしょうね。
あれだけたくさんテレビに出ていたのにこれからはもう見ることがないと思うと、芸能界というのは何ともはかない世界だとつくづく実感します。
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