市職員で57歳の男ですが、「飲んだら乗るな」をこの歳になっても理解していなかったようで・・・。
「運転できると思った」という思考になるということは、もうどうしようもないですね。
6杯も飲んで運転していることを考えると、この男にとって飲酒運転は日常茶飯事だったのだと思います。
せっかくちゃんとした肩書きがあるのに、ずいぶんともったいないことをするものです。
で、今回はめでたく懲戒免職という処分を受けたわけですが・・・自業自得とはいえメチャクチャ悲惨です。
おそらく30年以上は働いてきて、あと3年で定年退職。
60歳公務員の退職金の平均を調べてみると、2,500万円くらいはもらえる予定だったのに、それがパア。
奥さんや子どもがいたなら、そのお金をあてにした老後の設計もしていただろうに。
たかだかビール6杯飲んだために2,500万円が消滅。
代行を呼べばいくら高くても数万円で済んだのに・・・、バカとしかいいようがないですね。
いまごろは涙を流しながら、「高すぎる酒になっちまった・・・」と後悔しながらお酒を飲んでいるのでしょうね。
ま、どれだけ悔やんだところで手遅れですが・・・。
ただ、自分からすればこの男はまだラッキーです。
人にぶつかったり死なせたりすることなく捕まったわけですから。
少し考えればもっと悲惨な状況はいくらでも思い浮かびます。
下手をしたら自分が死ぬ可能性もあったでしょうしね。
それを考えたら、たくさんのお金を失いはしましたが、命があるだけまだマシだと心底思います。
ほんと、これで人を殺してしまったりしていたら、お金も失うし、残りの人生も真っ暗になったでしょうし。
だから、彼はかなり不幸に見えても、実はまだ幸せな方なのかなと。
わずか一瞬の快楽のために、何千万円も失った57歳の男。
この悲惨すぎる実例を見て、飲酒運転をする人間が少しでも減ることを切に望みます。
[6回]
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