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生きてさえいれば

 

 

 

■ 37歳息子を逮捕 小豆島・社長夫婦殺害事件 



数日前にテレビでよく流れていたニュースですが、容疑者と同じような立場としては世間の声やコメンテーターたちの意見を聞くたび、耳が痛かったです。

「情けない」 「考え方が幼稚すぎる」など。

「これが30代無職男に対する率直な世間の声なんだなぁ・・・」と、ニュースを見るたびウツになっていました。

ま、その声や意見は正論なので、反論するつもりはありません。

働けない正当な理由がないのであれば、そういう厳しいことぐらいしか言える事がないでしょうから。

本当にその通りだと思います。

 

 

で、そんな声に凹みながらも、この事件について考えてみました。

同じ立場の人間としては、「なぜ実の両親を殺害したのか」が気になって。

仮に「働け」という小言や「結婚しろ」なんて圧力を日常的にかけられていたとしても、「殺す!」なんて気持ちになるのは、まず有りえないことだと思うのです。

 

 

でも結局、そういうのに耐えられる精神力というのも人によるというところなのでしょうね。

両親を鈍器なようなもので滅多打ちにして殺したということを考えると、尋常ではない殺意を感じますし。

親のサイフなどを奪ってはいますが金銭目的ではなく、とにかく小言を言われることが我慢できなくなり、周りに相談できる友達もいなく、精神が崩壊し今回の殺人に至ってしまったのでしょう・・・。

そんな感じだと勝手に推測します。

 

 

ま、自分もこの容疑者ほどではないですが、同じ無職の立場のものとしては、精神的におかしくなる気持ちは分かります。

親に対しての申し訳なさ、現状やこれからの未来を考えると、やはり「死にたい」という感情も湧いてきます。

幼馴染の友人が働いて役職につき結婚をし、子どもを産んで家を建てよきパパをやっている姿なんかを思い浮かべると、尚更自分のことが情けないと思います。

そういうのを全て放棄してゲームをしたり酒を飲んだりして何をやっているのだと。

40歳ちかくまで育ててもらったのに申し訳ないという気持ちは、こんな自分にもあるのです。

 

 

ただ、だからと言って死ぬわけにはいきません。

というのも、「生きていれば何かしら出来る事はあるから」。

例えばゴミ出しや料理を作ったり、アチコチへの送迎をしたりなど。

真っ当な方々なら「そんな当たり前のこと・・・」と思うでしょうが、これも死んでしまえば出来ません。

生きていれば働くことは出来ないとしても、なにかしらは出来ます。

これに気づいてから、死ぬよりは生きている方が絶対に良いと思うようになりました。
特にこれからは「親の介護」なんて問題も出てくるでしょうし。
そうなったとき、こんな自分でも居た方がマシだと思うのです。

 

 

だから今後も世間の声や目が厳しくても、恥をかきながら生きていこうと思います。

精神を病まないように気をつけながら。

「死んだほうが全ての世の中の人のためになる」と確信を得たときは死にます(笑。


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