先月の上旬、蔵王にある「宮城県蔵王野鳥の森自然観察センター ことりはうす」に行ってきました。
昨年、テレビで取り上げられているのを見て一度行ってみようと思っていたのです。
場所もえぼしに向かう途中にあり、車なら簡単に行ける距離です。
そして当日。
あいにくの雨でしたが、外を歩き回るわけではないので気にせずことりはうす向かいました。
駐車場に着くと、車が2台ほど。
かなり閑散としていましたが、まぁ平日なのでこんなものなのでしょう。
この日は愛鳥週間ということで無料入館日とのこと。
ま、事前にこのことを狙っていったのですけどね。
350円がタダというのは大きいですから。
毎度のことながらせこくてすいません(笑。
入口からそっと入ると、受付には誰もいません。
「無料の日だからこのまま進んでいっていいのかなぁ」と迷いましたが、2階からは人の声が聞こえてきます。
念のため受付にあった木槌のようなものを叩いて音を出し、人が来るのを待ちました。
勝手に進んで「実は・・・」なんてことがあったらイヤですからね。
2分ほど待っていると人が降りてきて「きょうは無料入館日なのでご自由にどうぞ」とのこと。
客は自分以外誰もいないようで、ゆったりと見てまわることにしました。
で、館内を見てみると、想像していた以上に立派な設備が整っていました。
蔵王山のことについて書かれたパネルや、キレイな昆虫の標本や動物のはく製があります。
そして鳥類のたくさんのはく製もありました。
正直、こんな立派なものが見られるとは思っていなかっただけに、おっさんでも感動しました。
「勉強になるな~」と。
更には様々な種類の鳥の鳴き声が聞けたり、飛んでいる動画が見られたりする装置なんかもありました。
これはお子様たちに非常にお勧め出来る施設です。
・・・と、言いたいところなのですが、実は別な問題がありました。
ここから毒を吐きますので、読みたくない方はお引き取りを。
先に言っておきますが、このことを書くかどうか非常に迷いました。
アクセス数が少ないブログながらも、何かしらの影響が出たらまずいかなとも思ったから。
しかし、事実を伝えるのも大事なことだと思うので、ありのままを書かせていただきます。
自分の立場を棚に上げての内容ですが、ご容赦ください。
まず、ことりはうすに入ってずっと気になっていたのは、2階から聞こえるスタッフ同士の話し声やテレビの音。
自分が行った時間は午前中だったのですが、いつも家で聞き慣れているテレビの音が2階から聞こえてくるのは衝撃でした。
こういう施設でテレビの音を聞いたことがないので(苦笑。
スタッフの会話はやむを得ない部分もあるかと思いますが、聞こえてくるのはずいぶんと慣れ合いの雰囲気が漂うようなもので。
何かしらの木工品を作りながら会話しているようですが、めちゃくちゃダラダラしています。
「やる気のない高校生同士がペチャクチャしゃべりながらバイトをしているコンビニ」のような印象を受けました。
これらの音を聞いた後、当初は「自分が入ってきたことに気付いていないのかな?」とも考えました。
でも自分が来た事は木槌を鳴らして知らせており、お客さんがいることは分かっているはず。
つまり、お客さんがいてもテレビを見るのは当たり前のようです。
こんな対応をされるのは無料入館日とはいえ、非常に残念でした。
たった一人だけだとしても、客が来たと分かったらせめてテレビは消すべきではないのでしょうかね。
1階には鳥の鳴き声が聞ける装置がありましたが、それを使ってみても2階からテレビの音が響き渡っているためあまりにも物悲しかったです。
で、更にイラッとしたことがあります。
それは自分が2階に上がる直前にテレビを消したこと。
もしかしたら多少は「テレビをつけていてはまずい」なんて認識があったのかもしれませんが、入場した時点で聞こえてくるテレビの音。
「いまさら消しても・・・」感がありありすぎて、苦笑いしか出来ませんでした。
そしてそんなことを感じつつ2階に上がってみると、木工品を作っているスタッフたちから感じるのは非歓迎ムード。
テレビを消したことを考えると、
「ちっ、お前が帰ればテレビがつけられるから早く帰れよ!」
と、でも思っていたのでしょうかね(苦笑。
そのため2階にも立派な設備がありましたが、このスタッフ達の嫌なオーラが周りに漂っていたので、足早に見て回ることに。
ほんと、とにかく「受け入れられてない」ということがよく伝わってきましたね。
愛鳥週間の無料入館日を狙ってくるようなおっさんだから疎外されたのかもしれませんが(笑。
ま、かといって自分にガイドのような人が付いてくるのは望んでいません。
それは逆に気を使いますし。
ただ、テレビをつけているというのはありえないです。
誰かの家に自分が行ってこうだったら文句はいいませんけど、こういう施設では・・・。
無職のおっさんの俺でも「これはダメだろ」って思いますよ。
そんなわけで楽しみに行ったのにとんでもない毒気を受けたことりはうす。
当初は無料ということもあり、何かしらおみやげを買ったりアンケートにも答えたりしようなんて思っていましたが、帰るころにはそんな気持ちは微塵もありませんでした。
ちなみに施設自体はほんとうに立派です。
高校生以下は無料なので、行ったことのないお子様には強くお勧めします。
標本やはく製、鳥の生態を知ることはいい勉強になりますので。
この点は胸を張って言えます。
ただ、平日の閑散としているときに行くと、こういう仕打ちを受ける可能性もあるということで・・・。
テレビでの様子やブログを見る限りではもっとしっかりとしたスタッフがいると思っていましたが、まったく真逆だったのがとにかく残念です。
土日など多くの子どもたちが来るときにはきちんとした対応をしているのかもしれませんが、そんなのは認めません。
たった1人でも客は客。
スタッフの方々にはお客を迎えるということがどういうことか、一度考えてほしいと思います。
[9回]
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