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直せない短所に向き合うよりも



1週間ほど前に書いた記事「一つの作業しか出来なくても役立つ場面はあるそうで・・・」に、荻野誠人さんという方からこんなコメントをいただきました。



おじゃまします。余計なお節介だったらすみません。 突然ですが、kanimisoさんは、もしかしたら、HSPという性格タイプではないでしょうか。これは感受性が非常に鋭敏な人たちです。(一部抜粋)



荻野さん自身もHSPらしく、そのことについて思索の木陰というブログで記事を書かれています。
これを読むと自分にも思い当たる節が多々あったので、試しにHSPの診断テストをやってみました。
結果は「かなりの確率でHSPの可能性がある」とのこと。
しかし、この結果に別に凹むことはありませんでした。
というのも、「パニックになりやすい人間」だということは、40年生きてきてすでに知ってしまっているから。


といっても、20~30代のころはこういう考えではありませんでした。
基本は「こういうパニックになるクセを直さなくては・・・」と真剣に悩んでいました。
また職場などでも上司からはよくこう言われていたのです。
自分がその手の突発的なトラブル対応に弱くて重要な仕事を外された際などには
「これからはパニックにならないようにして、次はkanimisoさんが仕事を任せられるようにならないと・・・」
とか。


その当時はそう言われて悔しい想いもありつつ、「確かにその通りだよな」とか思っていました。
また「訓練次第で克服できる」と考えていたこともあります。
しかし・・・残念ながらその後数年間いろいろな経験を積んでも、パニックになるクセは直りませんでした。
というか、この悪癖に怯えて自信を無くし、むしろますます悪化していく一方。
その結果、他の仕事にも影響が出る悪循環。
と、そんな経験をしてこのとき悟ったのです。
「突発的なトラブルが起きるとパニックになる俺のクセは直せない」と。


だから現在のバイトでは、そうならないような対策をしています。
例えば「かなり早めに出勤して余裕を持って作業をする」など。
こうしておけば予想外のトラブルが発生しても、時間に余裕があるからとんでもないパニックになることは防げます。
実際これまでのバイト中いくつかのトラブルはありましたが、時間に余裕があるため何とか自分でも対応出来ました。


むろん、一番いいのはパニックにならないようになることです。
どんなトラブルが起きても颯爽と解決出来ればそれが一番カッコいいですね。
でも、「自分はそうはなれない」と気づいたら・・・・・・。
後は「そうならないような準備」をしておくことが自分や周りのためになるかと。
この歳になると、無理に直せないものを直そうとするよりは、そちらの方が自分や周りにとっていい結果が出るような気がします。
だから自分も荻野さんが書かれているように短所と勝負せず、1人で黙々と今の仕事を続けていこうと思います。
複数の同僚と同じ場所にいるだけで疲労が5倍増しになる自分に、やはり営業中の仕事は向きませんから。

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