芸能人の学生時代の「記憶に残る・気になる」同級生の「現在」を調べる番組。
最初はそんなに期待せず何となく見始めたのですが、結局最後まで見てしまいました。
最後まで見た理由は内容が面白いこともあったのですが、途中からは自分もふと中学校や高校のときのことを思いだしてはセンチメンタルな気分になったというのが一番のポイント。
「そういえば22歳ぐらいまでは『中学・高校時代に好きだった女の子』のことを度々思い出していたなぁ・・・」としみじみ見入ってしまったのです。
昔の自分は出会いがまったくなかったので、過去の記憶によくすがっていました。
高校時代なんかは特に。
だからその当時は好きだった女の子たちが「誰々と付き合った」という情報を聞く度に「うあああああ」とか1人で身悶えていましたねぇ(笑。
でも、そんな自分も大人になるにつれ新しい出会いがあったこともあり、中学~高校時代に好きだった女の子のことたちはすっかり考えなくなりました。
考えなくなるといっても記憶から消えるわけじゃありません。
記憶の片隅には間違いなく残ってはいるけど、「もう考えたところでどうしようもない」という現実もあり、「良き思い出」というフォルダにしまったような状態でした。
だからきのう、そんな子たちのことを思いだしたのは本当に久しぶり。
ここ10年ぐらいはまったく考えたこともなかったのです。
というか、この歳で中学・高校時代の好きだった子を思い出していたら相当ヤバイですけど(笑。
そんなわけできのうは番組を見ながら、好きだった子の「現在」を自分なりに考えていました。
まぁ出た答えは「結婚して幸せにやっているだろうな」というありきたりなもの。
好きだった子たちは顔が良いこともありますが性格もよかったから、それ以外の答えは思い浮かびませんでした。
で、きっと幸せに暮らしていることでしょうね。
と、そんなことを思いつつも番組を見ていると、ブルーになることもありました。
というのは、この番組に出ていた同級生はみなさん「仕事」や「家庭」などをしっかり持っていたこと。
要は同級生の現在の様子をVTRで撮ってきて、スタジオで芸能人がそれを眺めながら「ああ~立派になったなぁ」「いまこんなことやっているんだ~」などのコメントをする番組なので、現在がそれなりに充実している人でなければ出られないわけです。
もしも自分がこんな番組に出たとしたら・・・・・・
「kanimisoさんは就職のために秋田に行き、5年で退職。その後は実家に引きこもり4年・・・いまは無職だそうです」
となるわけですから、スタジオ全体が凍りつくことは簡単に想像出来ます。
だから、出る人はみんなしっかり生きている人でないとまず駄目で、出演している時点で幸せにやっていることは確定なわけです。
成功者である芸能人が同級生の一般人の現在を知ろうとするこの番組。
落ちぶれていたら出られないことを踏まえるとある意味、残酷な番組だと思います(笑。
かもめのマリーの「知らない時間」。
「同時進行で進む時間」というフレーズが今の自分の心にはとにかく染みます。
[3回]
PR