近頃、子どもたちの間で妖怪ウオッチなるものが大人気だそうですね。

で、転売目的の方々のせいで、値段が吊り上り子どもたちが手に入れられなくて迷惑しているというのが世間の風潮のようですが、自分としては「仕方のないこと」と思っています。

だって、これもまた世の中の仕組みの一つというか・・・・・・。

１～２カ月前、二人のお子さんがいる方のブログで（７歳の女児と５歳の男児）、妖怪ウオッチの話がありました。

妖怪メダルの発売日、メダル２枚で２００円の袋を買いに、おじいちゃんとおばあちゃんが経営しているような個人商店へ行ったら、一袋１０００円で売られていたそうです（笑。

男の子はそれでも欲しがりましたが、お母さんが説得して別な店へ。

しかし、別な店で売っている商品も、中身が分かって１枚５００～８００円。

どこでもボッタクリ価格です。

でも、男の子は「どうしても欲しい」と主張してきたので、お母さんは「自分のお小遣いだし・・・」ということで許可をしたそうですが、実際の値段との差額を知っているお姉ちゃんが弟を説得してとめたとのこと。

で、その店を出て「普通に買えるようになったら買おう、それまでお小遣い貯めておこうね」という話を皆でしながら商店街を歩いていたら、一つ前のバージョンですが、１００円という普通の値段で売られているガチャガチャを発見。

子どもたちは「あの店で買わなくてよかった～」的なことをいいながら、お小遣いを全額つぎ込んでメダルを買ったそうです。

良い話ですね。

このエピソード。

自分が特に気に入っているのは、お母さんとお姉ちゃんが弟を説得している部分。

分別がつかない弟に対して、きちんと説明して止めているわけです。

これって凄く大切なことで、こういうことがこの先の人生を生きていく上で役に立つことのような気がするのですよ。

ボッタクリ価格で買うという選択もあることも知りつつ、我慢することも覚えていくというか。

こういった出来事により処世術を学んで成長していくものだと思うのです。

昨今の妖怪ウオッチ騒動。

個人的に、定価で買っている内はセーフだと思います。

その為に何十時間並ぼうとも（笑。

それも「欲しい物」を手に入れるためには手間がかかるということを学べるでしょうから。

反対にボッタクリ価格で買っているご家族がいたら、それは正直どうかなと思っています。

親まで一緒に熱くなって、ボッタクリ価格の物に手を出しているようでは・・・・・・・。

買ってしまう人がいるから、ああいうふざけた値段も成り立つわけです。

そこでどう対応するかが、大人なんじゃないでしょうか。

後、子どもたちに言いたのは「転売する大人」に怒っても仕方ないということ。

腹が立つのは分かるし、俺も個人的には転売目的の人間は嫌いです。

でも、「そういう人間はいる」ものだし、人気のある商品というのは定価よりも高くても売れるものだから、どうしようもないということも知っておいたほうがいいです。

結局、妖怪よりも人間の方が怖いということですね。（笑。

今は定価の３～４倍で売られている妖怪ウオッチ。

こんなものに手を出すよりは、自作で紙かなんかで作った方が健全だと思います。

そっちの方が思い出になりそうですし。

「売り切れで買えない」と思うと欲しくなるものですが、「２～３年後にはブームが過ぎ去っている」と思えば、そんなに欲しくなくなります。

数ヵ月前、妖怪ウオッチを買おうとした自分からのアドバイスです。

この理由で納得する子どもは極わずかでしょうが（笑）、買い与えるより真実を教えることも大事だと思います。

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