バイトを始めてから1年が経ったことは先日書きましたが・・・。
ここにきてぼんやりとですが、職場の人間関係が見えてきました。
きょうはそのことについて。
自分は基本1人勤務で、いつも会うのはパートのおばさま2人。
しかし最近は日によって作業が押して15~30分ほど退勤時間が遅くなることもあります。
そういうときは店長や社員たちとも会うのですが・・・。
当初は人見知りということもあり、挨拶をした後は逃げるように帰っていました(笑。
でもさすがに1年も経てば少しは会話もするようになり、仕事上で必要なことを聞いたり話したりするようになりました。
そんな話をするようになった中の一人に、社員Bという人物がいます。
個人的な社員Bに対する印象ですが、20代後半で穏やかそうな若者。
自分のようなおっさんに対しても威圧的な態度をとったりすることもなく、物腰の柔らかい人物です。
そのため自分は悪い印象は持たず、たまに会ったときは話したりしていました。
が、ここにきて、職場内における周りの社員Bに対する風当たりが強くなっていることに気付きました。
先に述べたように自分は社員Bに悪い印象はまったく持っていないだけに、最初は「なんでだ?」と疑問に思っていたのですが・・・。
と、ここであることを思い出しました。
それは2~3か月前からパートのおばさまたちの、誰かに対する愚痴のようなものが激しくなっていたことを。
その愚痴を横で聞いても、営業時間中のことは一切分からない自分は何のことを言っているのか、誰のことを言っているのかまったく分からなかったため、話を振られない限りはスルーしていました。
しかし、最近になってパートさん、店長や他の社員の話を聞いていると、どうやら社員Bの作業スピードが他の人と比べてかなり遅いようで・・・。
社員Bも現在の店で働き始めて約1年になります。
社員Bが過去にどんな仕事をやっていたのかは知らないのですが、おそらく飲食店で働いていた経験はそんなになさそうです。
そのため、「最初のうちは作業が遅くてもまぁ仕方がない」と周りも考えるので許されていたのでしょう。
一部の能力の高い人を除けば、誰でも最初はそういうものでしょうし。
しかし、1年経った今も作業が遅いとなれば・・・。
バイトやパートじゃなく、社員ともなればさすがに周りの目も厳しくなります。
現状、社員Bの作業スピードの遅さにより、ピーク時は待ち時間が発生し営業に影響が出ている模様。
それによりお客さんによっては待ちきれず帰ってしまう人もいるそうです。
で、パートさんたちはその点を改善するように店長に進言したそうなのですが、店長がどうやら
「僕が言っても聞かないんですよねぇ・・・」
「説明しても理解してくれない」
なんて言って社員Bを指導することを諦めてしまっているみたいで・・・。
その結果、何も事態は改善しないからパートのおばさまたちが怒っているという事のようです。
これまで「みんなある程度仲良く平和にやっている」と思っていた自分にとっては衝撃でした。
で、更に社員Bに対する風当たりが強くなった理由がもう一つあります。
それは突然の欠勤をやらかしたこと。
2カ月くらい前のことですがある日のこと、当日の朝に店長にLINEで「体調が悪いので休みます」と連絡をしてきたそうで・・・。
「LINEで連絡」というところに自分なんかは時代を感じます(笑。
が、おばさまたちはそういう風に考えるよりも、
「社員なのにありえないでしょ~」
「きのう、どこも悪くなさそうに働いていたけどね」
と苦言を店長に言っていました。
と、こんな感じで周りの社員Bに対する印象が悪くなっていったみたいで・・・。
そしてつい先日のこと。
どうやらまた社員Bが突然の欠勤をやらかしていました。
このときは作業中の自分にあまり話を聞かせたくなかったのか、当日出勤してきた店長や社員、そしてパートのおばさま方が入口付近に集まって社員Bへの不満をぶつけあっていたみたいです。
距離が遠かったため、どんなことを話しているのかはよく分かりませんでしたが、何となく察すると
「みんなキツイ中でやっているんだから、簡単に休むんじゃねえよ」
という感じ。
一見厳しいように見えるかもしれませんが、これも普段の振る舞いや行動によるものだと思います。
つまり、普段からきちんとした仕事をしていたり、真面目な勤務態度であったりすれば急に休んだとしても、周りは
「まぁ誰でも具合が悪くなる時はあるから・・・」
となり、許されるものなのでしょう。
しかし、普段から作業スピードに問題を抱えていたり、突然欠勤したりしていると・・・、本当に具合が悪くて休んだにしても、周りの目が厳しくなるのは人として当然のことでしょう。
で、実際、自分は職場の人たちがこういう怒りの感情を持つのはよく理解出来ます。
少人数でやっている職場の場合、「1人抜けた」だけで各自への負担は尋常じゃないほど大きくなるというのは自分も正社員時代に経験しました。
常に大人数でやっているなら1人くらい休んだだけでは影響は出ないのかもしれませんが、5~6人で作業している職場だと、キツイなんてもんじゃないほどキツイのです。
それだけ人1人のマンパワーというのは大きいものなのです。
抜けたときにその影響の大きさに気付く→苦労させられた分だけ憎しみを抱かずにはいられないという負の連鎖。
と、そんなわけでここ最近は職場における社員Bの居場所が減っているように見えます。
でも、これも自分で撒いた種。
きびしいようですが、これから自分で作業スピードや勤務態度を改善して、周りからの信頼を取り戻すしかないのでしょう。
そしてそれがもし出来ないとなれば・・・、ますます居場所がなくなるでしょうから、最悪は退職することになるのかもしれません。
それにしても、この一件で改めて、
「仕事においては性格よりも仕事が出来るかどうかか重要」
だと再認識しました。
もちろん、性格が良いにこしたことはないですよ。
でも、仕事において求められるのは性格の良さよりも、仕事が出来るかどうか。
性格が良くても仕事が出来なければ、仕事上は「いらない人」になってしまうのは必然のことなのでしょう。
自分も物覚えが悪く、決して仕事が出来るタイプではないので、現在、周りの社員と仕事ぶりと比べられて苦しんでいる社員Bの姿をみると、かなり辛いものを感じずにはいられませんが・・・。
でも遊びじゃない以上は仕方のないこと。
個人的に社員Bを悪くは思っていないし、まだ若いので何とか立ち直る方向で頑張ってほしいと思います。
[4回]
PR