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ラーメン屋だけではなかった



きょう、通い慣れた道をふらふらと歩いていたらあることに気づきました。

それはいつの間にかパン屋が閉店していたということ。

今まで一回も店に入った事はなく、外から見ていただけですが・・・、比較的新しい雰囲気のパン屋だったのでそんなに年数はたっていないと思います。

昨今はスーパーにも焼きたてのパンを提供するパン屋が併設されていたり、コンビニのパンもおいしかったりするから、売上が厳しくなって潰れてしまったのでしょうかね・・・。

 

 

ただ、別に常連だったわけではないのでそんなに悲しさはありません。

しかし、こういうそんなに年数がたっていないパン屋が潰れるのをみると、ここでも不景気を実感すると同時に、やはりお金を稼げるパンを作るというのは、並大抵のことではないと思い知らされます。

パンを作るだけなら、まぁほとんどの人が出来ると思いますが、そこから突き抜けて「あの店のパンじゃなきゃダメ」というような味にまで到達できるのは、限られたごく一部の人間だけなのですよね・・・。

 

 

最近、様々な場所で新たにオープンするパン屋を見かけます。

個人商店で「釜で焼いたおいしいパンです!」みたいな。

こういうのを見るたび、自分のことを棚に上げて心配してしまいます。

いつまで持つのかなと。

 

 

もちろん、中には成功する人もいるので一概には言えません。

でも、ほとんどはだんだん疲弊していって力尽きる場合が多いようで・・・。

脱サラして家を担保にローンを組んでパン屋を開店した人を前にテレビで見ましたが、疲れきった顔でインタビューに答えていました。

「開店したときはお客さんがたくさん来るからやっていけそうな気になるのだけど・・・、2週間も経てばお客さんが開店時の3分の1になって後はほとんどそのまま客数が変わらないからね・・・・・・

いまはこうして一日中立ち続けてパンを焼いていますが、いつになったらローンが返済できるのか・・・」

と、嘆いているのを聞いたとき、これが「現実」でそんなに甘くないんだなぁと考えさせられました。

バタバタと潰れていくのはラーメン屋が多いと思っていましたが、気が付くとパン屋も負けず劣らず潰れているような気がします。

もし、知人や友人がパン屋を始めたいと言ってきたら、必死に止めようと思います。

まぁ、だれも自分に相談なんかしてきませんけどね!


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