去年の11月。
仙台市の胃がん検診を受けに行った際、こんなことがありました。
まぁ簡単に言うと、入口に並んで一番を取った俺に対し、駐車場の車の中で待っていたじいさんが、「私の方が先にいた、1番だ」といちゃもんをつけてきたという話です。
でまぁ・・・。
この記事をUPする前後、
「非常識な人間と同じ土俵に上がるな、そんな人間のためにエネルギーを使っても無駄なだけだ」
と言う言葉を教えていただき、その通りだと学びました。
だからこのことは忘れて、気にしないように気にしないようにと心がけてはいたのですが・・・。
これだけ話が通じないおかしい人間に会ったのは滅多にありません。
そのため、それ以降も時折思い出してはじいさんへの怒りをたぎらせる日々が続いてしまいました。
いや、本当にこのじいさんとトラブルになったとき、
「こんなに気持ち悪いおかしな人間が存在するんだ」
と、メチャクチャ衝撃を受けたのです。
そしてそれが思いっきり心に刻み込まれてしまったというか。
んで、今年も胃がん検診の季節がやってきたわけですが・・・。
人間が出来ていない俺は、案内が送られてきて胃がん検診の日が近づくにつれ、ふたたび去年の一件を思い出し腹を立てる日々が続きました。
そして当日になるまで、「今年はどうするか?」を考え続けました。
去年同様、1番を目指して行くのか。
それともまたおかしなじいさんがいることも想定して、4~5番目あたりを狙うのか。
まぁ皆さまからしたらほんと~~にどうでもいいことだと思います(笑。
それは俺も分かっているのですが・・・。
去年、あれだけ無様な醜態をさらしてしまった俺としては、1年経っても怒りが収まらないわけです。
当日まで考え続けました。
そして当日の朝。
メシが食べられないことやお茶が飲めない状況のため、なかなか寝付けずゲームをしながら時間つぶし。
そんな中でも、頭に浮かぶのは去年のじいさんのことや、入口に並んでいたのにフォローしてくれなかった担当者のこと。
「あいつらマジでふざけんなよ」とそれらのことを思い返していると、またフツフツと怒りが湧いてきて・・・。
最終的な決断は、「今年も1番を取りに行く」でした。
今年、会場に向かう時間は、去年じいさんが待っていたと主張していた「6時30分」。
こういうしょうもないことだけには無駄にやる気を出す自分がイヤになりますが、まぁこれが俺の性分です。
そそくさと準備し、会場に向かいました。
で・・・。
「また車が停まっていたらどうするかな」なんてことを考えながら会場に向かいました。
「1年ぶりにじいさんに会ったらどうしてやろうかな」と、かなりドキドキ(笑。
まぁ無難に声をかけるか、それとも去年と同じで「知ったこっちゃねえ」と入口に並んでしまうのか・・・。
そんな考えをひたすら巡らせながら歩いていると、会場が見えてきました。
まずは「今年はどうだ?」と駐車場をチェック。
すると車は一台も停まっておらず。
検診車も来ていません。
この時点でだいぶホッとしましたが、まだ安心は出来ません。
念のため、完全に空の駐車場の画像を撮ったりしました。
もしまたじいさんが言いがかりをつけてきたら、証拠として突きつけるために。
いま思えばここまでする俺も相当病んでいますね(笑。
でも去年はそれぐらい腹立たしい思いをさせられたのです。
だから今年は、絶対に去年のような事態は避けようと思っていました。
そして自転車置き場なども確認しつつ、入口に並びました。
並び始めた時間は予定通りの6時30分。
今までの経験から会場が開くまで20~30分はかかりそうですが、そんなのもスマホがあれば余裕です。
じいさんが来ないか警戒しながら、静かに待ち続けました。
それから・・・・・・。
まぁ皆さま的にはここからじいさんが来て、また「私が1番だ!」となり俺と揉めるのがベストなのかもしれません(笑。
が・・・さすがに今年は大丈夫でした。
俺の後にきたのは50代ぐらいの夫婦。
6時37分ぐらいにやってきて、入口に俺がいるのを見て一瞬驚いていました。
おそらく毎年自分たちが一番だったのでしょう。
だからそれより早く来ている俺をみて驚いたのでしょうが・・・まぁ別に変なこともなく向こうから「おはようございます」と挨拶をしてくれたので、まともな人だと分かり一安心。
マジで今年は別な人と揉めるなんてのも、本当に勘弁してほしいことだったので(笑。
そして担当者が6時40分ごろやってきて、「このまま並んでいてくださいね」と言い、入口を空けて会場のセッティング。
それが終わったら入口に並んでいる順に番号札を渡し、後は検診を受けてという流れ。
今年は去年の俺とじいさんのようなトラブルを起こす人もなく、7時35分ごろ無事に検診を終えて家に帰りました。
まぁこれが普通ですよね(笑。
ここでようやく去年から抱えていた胸のつかえのようなものが取れました。
俺にとっては「呪い」といってもいいぐらいのものだったように思います。
それぐらい、ときおり思い返してはムカついていたので。
それだけにこのときはかなりスッキリとした気分になり、空腹だったことも相まって、この後のごはんはおいしく食べることが出来ました。
というわけで、何の波乱もなく終わった今年の胃がん検診。
ま、少し冷静になって考えてみれば、俺が去年の担当者だったら翌年以降、俺とじいさんの検診日は一緒にならなようにはすると思いました。
「コイツとコイツは危険だ」とチェックでもして、5回ぐらいある検診日で顔を合わさないように割り振るかと。
こういうトラブルってのは、担当者にとっては心底避けたい面倒事でしょうし。
だからおそらく今後、あのじいさんと顔を合わすことはないのかもしれません。
が・・・油断しているときや忘れたときほど危ないというのは世の中の常。
じいさんに対する怒りはきれいに消えましたが、あの苦い経年は忘れずに、今後も非常識な人間を相手にしないように心がけていこうと思います。
[4回]
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