宮城に住んでいる自分は、テレビなどであの大震災により若くして友人や親を亡くして大変な苦労をしている方たちをたくさん見てきました。
大切なお子さんたちを亡くして絶望に暮れる親御さんなども。
それゆえにこの今村復興相の「東北だから、よかった」という発言は驚きを通り越して只々呆れるばかりです。
あれだけの人が亡くなっているのにこういうことを言います?
そもそもスピーチで1万8千人以上の犠牲者が出ていることを述べた後での「東北だから、よかった」という発言。
これが何を表しているかというと、もうこの今村復興相にとってあの東日本大震災は完全に他人事ということなのでしょうね。
普通、あれだけの大勢の命が奪われた大変な災害であることを理解しているなら、こんな発言は出来ないはずです。
まぁ、被災した経験がなければ、残念ながら復興相をやっていてもこの程度の認識しかないということなのでしょう。
こういう人にほど、あの一瞬にして普段の生活が奪われた日常というのを一度は体験してみてほしいものです。
そうすればこんなふざけた発言は出来なくなるはずです。
今回の失言で辞任に追い込まれた今村復興相。
辞めてくれて本当によかったと思いますが、被災に対してこの程度の認識しかない議員を復興大臣に任命する今の内閣をみると、「復興に対して本腰を入れていない」ということが分かって、まだまだ復興への道のりは険しいものだと思い知らされます。
今後は被災した経験がないにしても、せめて被災者たちに心から寄りそれるような気持ちをもった方に是非復興大臣をやっていただきたいものですね・・・。
[4回]
PR