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無職が歯医者に行きました

「差し歯が、抜けた」。

 

 

秋田にいた頃に治療してもらった差し歯。

仙台に戻ってきてからも外れることはあったのですが、その度に自分で入れ直してごまかしごまかしでやっていました。

時間はたっぷりあるのだから歯医者に行けばよさそうなものですが・・・お金がないことや醜く太った姿を歯科衛生士さんに見られるのが気恥ずかしくて行けませんでした。

無駄に女性を意識してすいません。

でも、差し歯がとれてしまってはそんなことも言っていられず。

長生きするつもりなので(笑、「ここらできちんと治さないといけない」と思い、歯医者へ予約の電話をしました。

 

 

普段から歯の健康にたいしては意識の低い自分。

以前に治療を途中でやめたことや、1年ほど前「虫歯かな?」と思っていたところがボキッと音をたてて崩壊したこともあり、口内環境は最悪と思い込んでいたので、行く前の気分は憂鬱でした。

「こんな汚い歯を歯科衛生士さんに見られるのは辛い」と。

全て自分が悪いとはいえ、嫌なものは嫌なわけです。

でも、歯が抜けた状態ではさすがに日常生活に影響をきたすので、全てを諦めて歯医者へ。

 

 

行ってみるとキレイな室内で、待っている人は自分1人だけ。

どうやら完全予約制のようです。

で、問診票を書いてくださいと言われたのですが、これが自分は嫌で。

だって、職業を書く欄があるから(笑。

こういうとき、無職って書くのってかなり根性がいるのです。

ま、これも全て自分が悪いんですけどね・・・・・・。

今さら張る見栄もないから、ここは素直に「無職」と書きました。

そして、1人、待合室でうつむきながら呼ばれるのを待ちました。

 

 

2分ほど待つと、名前を呼ばれ診察室へ。

イスに座り、歯科衛生士さんに歯を見せると、「院長が診る前に歯石を取りたいのですが・・・」と低姿勢でお願いされました。

口内環境は悪いことは自覚済みの自分。

「あ、はい、お願いします」と言うと「ありがとうございます」とやはり低姿勢。

昔の歯医者だと、「歯が汚ねえから、まず歯石をとらないとダメだ!」という感じだったように思うのですが、今はまずやんわりと確認することが重視しているようです。

まぁ、このご時世、面倒くさい客はたくさんいますからね。

自分もその1人ですけど(笑。

 

 

歯にこびりついた歯石をとり、丁寧にブラッシング。

歯科衛生士さんがかなり体を密着してくるので、胸が自分の顔に当ります。

一瞬、「何かのサービス!?」と最低なことを考えてしまいました。

ゲスですいません。

でも、嬉しかった(笑。

 

 

歯医者に行く前に、歯は念入りに磨きましたが、やはりプロがやると汚れの落ち方が違います。

終わった後はヌルヌルしていた歯がスッキリ。

歯石を取るときは若干痛いこともありますけど、これは気持ちのいいものでした。

 

 

そして次はレントゲンを撮り、そのまま待っていると院長がきました。

で、パソコンや自分の歯のデータが描かれている紙を見せながら説明してくれます。

パソコンに関しては特に驚きはありませんでしたが、自分の今の歯の状態がそのまま紙にプリントされているのにはかなり驚きました。

わずかな短時間で、どの歯がどういう状態か一目で分かるようになっています。

今の時代は凄いものですね。

 

 

と、こんな感じで院長の説明を受けていたのですが、院長でもかなり低姿勢なことに気づきました。

これは患者さんにとっては非情にありがたいことですが、その姿に自分は「保身」を感じました、

ズバリ、「ネットでよほど悪い評判を書かれたくないんだろうな」と。

もしくは過去に書かれてかなり痛い目にあったのかなと。

 

 

もちろん、元から低姿勢なのかも知れません。

でも、歯科衛生士さんにしろ、院長にしろ、とにかく「事前確認」を徹底しているような感があります。

要は全ての情報を出した上で、後はそちらが判断してください的な。

繰り返しになりますが、今は面倒くさい客も多いですしね。

タイヤ交換とオイル交換を頼んだだけなのに、断りもなく他の箇所も点検されてキレる自分のような人間もいます(笑。

だから何事も確認するに越したことはありません。

それはやる側からすれば非常に面倒なことなのですが、今のご時世、勝手に何かをしたら後々トラブルになることは多いから仕方ないのでしょうね。

その場では何もなくても、家に帰ってから「書き込み」をされるみたいな・・・。

ちなみにその歯の状態が描かれている紙についてもkanimisoさんの名前は書いてないので、この紙を落としたとしても誰の歯か分かることはありません」と説明がありました。

これを聞いたときにも、「今はそこまで個人情報を守らないと叩かれるのかな」としみじみ感じてしまいました。

怖い時代ですね。

 

 

そんなことを思いつつ、院長の説明を一通り聞いていると、予想外な一言が。

それは「きちんと磨けているようですね」と。

毎日、磨いてはいますが、酒を飲んだりした後、そのまま眠ることも度々ある自分。

もう、口の中がシャレにならない状態かと思い込んでいましたが、最低限のことは出来ているようです。

このとき、心の底から電動歯ブラシに感謝しました。

ほんと、自分が買った物の中で値段以上に活躍してくれているシロモノだと思います。

さすが歯垢除去能力が99.7%のブラウン オーラルB

万人にオススメです。

 

 


その後、説明を聞き終り、その日は終了。

肉体的にも精神的に痛いことはなく、思っていたより楽でした。

これならきちんと通えそうです。

治療が終わるまで頑張ろうと心に誓い、次回の予約をとりました。

 

 

その後、家に帰ったらとにかく気分がスッキリ。

数年間、「歯がボロボロでもうダメだ」と1人で思い込んでいた分、現状が分かればかなり安心出来た部分があります。

なんか生活に光が見えてきたような・・・・・・。

でも、それだけで気分がこんなにスッキリしているわけではないと気づきました。

やはり歯科衛生士さんに密着されたのが嬉しかったです、きっと。

久々に人のぬくもりに触れたというか・・・。

こういうことを書くと気持ち悪がられるでしょうが、あえて書きました。

というか、やはり人のぬくもりは大事ですね。

来年はゲームばかりでなく、こういう優しさというかぬくもりを求めていく所存です。


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