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検診を受けるため更衣室に入り着替えようとすると、検査着を広げた瞬間、頭に「?」マークが。
検査着をどのように着ればいいのか分からないのです。
自分の中で想像していた検査着というのは、こうなんていうのか、上からすっぽりかぶれるようなものとでも申しましょうか、簡単に着られるものだと思っていたのですが、実際に見てみるとまったく違いました。
紐はあるけど、どのように結べばいいのかもチンプンカンプン。
しかも、部屋には自分1人だけ。
ちょっとパニックです(笑。
しかし、自分がモタモタしていては他の人に迷惑がかかるので、足りない頭で想像力を働かせて着てみました。
ですが、結果は逆に着るという大失態。
後ろをエプロンのように紐で結びましたが、きっとチラチラと下着が見えていたのでしょう。
更衣室を出ようとした途端、自分を見た係員の方が「正しい検査着の着方」を教えてくれました(笑。
もし、係員の方がいなかったら、逆に着たまま検査するバスに乗り込んで恥をかくところだったので非常に助かりましたが・・・30代後半になってもまともに検査着を着ることが出来ない自分が恥ずかしい限りです。
そんな想いを抱えて動揺をしたまま、バスへ。
ドキドキしながらバスに乗り込むと、初めてバリウムを飲むと言うことで、看護師の方から説明を受けます。
そして胃を広げるための発泡剤とバリウムを渡され飲むと、バリウムはイチゴ味のシェイクのようで楽に飲めました。
もっと飲みにくいものだと思っていたのでこれはありがたかったのですが、問題は発泡剤。
受付開始前の説明で「ゲップをしてはいけない」という案内を読んで、「そんなの我慢するなんて楽勝でしょ」とタカをくくっていましたが、大間違いでした。
一瞬でも気を緩めると、もう絶対にOUT(笑。
看護師から「顎を引いてツバを飲みながら我慢してください」と言われ、それを忠実に守るのですが、もう、とにかく辛い。
正直、これほどこみ上げてくるとは思いませんでした。
しかし、ここでも自分がもたついていては後の人に迷惑がかかるので、ひたすら我慢です。
そして何とか検査台へ。
ここまでに「検査着を逆に着る」 「発泡剤によりゲップがしたくてたまらない」など精神的にも肉体的にも追いつめられた状態になっていましたが、モタモタしてはいられません。
検査台に載った後は、とにかく必死に指示に従いながら体や顔をアチコチに向けます。
右回りで(*左回りをしてしまうとバリウムが腸に流れ込むのでダメ)グルグル体を動かしていくのですが、これが尋常じゃなく苦痛。
普通に立っているだけでもゲップが出そうな状態なのに、普段やらないようなゴロゴロと転がり回る動きをしていたら・・・途中でゲップしてしまいました。
「黙っていればバレないかな」と思いましたが、すぐに技師の方に
「あ~、あはは~ん、ゲップしちゃだめぇぇ~」
と言われてしまいましたよ(笑。
その後、少量のバリウムとまた発泡剤を飲んで、また辛くなりながらも検査を終えました。
普段から人と接していないせいか短い時間ながらもクタクタになった自分。
更衣室に戻って着替え、水を飲んでセンターを後にしました。
この時、7時45分。
検診を終えるまでかかった時間はトータルで1時間。
このように書くと長く感じますが、自分が帰るころには最後の人が40番目。
通常、検査にかかる時間は1人当たり3分ぐらいだそうです。
と、考えれば40番の人は2時間以上待つことになるので、朝一で来て1時間待つのはそんなに悪くないと思いました。
一刻も早く飲み食いしたい自分は、次回も早く来ようと決意した次第です。
初めていった胃がん検診。
想像していたよりも楽な面もあれば、大変な部分もあるといった感じでした。
まあ、結局はトントンですかね。
しかし、安心を得られることを考えれば、受診しておくに越したことはないと改めて思いました。
後は結果を待ちたいと思います。
がんになっていても、ブログ上で報告はしませんけど(笑。
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