前回の続きです。
祖母が「もうそろそろ危ない」という話が出て、母と心の準備はしていた頃、母の元に別な人の訃報が。
俺が0~5歳ごろまで大変お世話になった、家から20分ほどの場所に住んでいる叔母が亡くなったとのことでした。
享年90歳。
母はこの叔母が亡くなったことを、たいそう驚いていました。
それというのも、亡くなる5日前に会っていたから。
5日前の日曜日、叔母に会いにいき、いつもどおりの談笑をしてきたそうです。
このとき、叔母は90歳という高齢にも関わらず、新聞のクロスワードパズルなんかを解いていたとのこと。
母はそれを見て、
「あたしなんかはまったく分からないんだけど、おばちゃんはスイスイ解いていった」
と感心していました。
と、そんな頭も体もしっかりしていた叔母。
亡くなった原因はインフルエンザだったようです。
(*1月のことで、コロナではありません)
なんでも亡くなる前日、病院に行ったところ「インフルエンザ」との診断が。
お医者さんからインフルエンザのため、「家に帰って下さい」との指示があり、
「なにかあれば明日また来て下さい」
と言われたそうなのですが・・・。
するとその翌日。
寝ているところを家族が確認したら、息をしていなかったんだそうで・・・。
急いで救急車を呼んで病院に向かい治療を施したものの、意識がなく心臓が動いているだけの状態に。
家族はとりあえず様子見として延命治療をしたそうですが、その翌日にパッタリと亡くなってしまったそうです。
つい最近まで元気だった人がこうして亡くなる。
人の人生なんて、いつどうなるか分からないとつくづく実感させられました。
と、そんなわけで、母もその叔母の通夜や葬式に参加することになり、その準備をしていたのですが・・・。
叔母の葬式の段取りが決まった日の22時。
福島に居た叔父さん夫婦から、「祖母が亡くなった」との電話がありました。
そしてそれを俺は翌日の早朝に聞かされ・・・。
お世話になった人が立て続けに亡くなる。
更に言うと、今回亡くなった叔母はおんちゃんの奥さん。
だから再び親しい人が同時に亡くなるということが何とも不思議に感じました。
で、この後ですが・・・。
母の立場としては、長男である父の嫁であるため、叔母よりも祖母のことを優先しなければなりません。
だからその準備に本来ならてんやわんやになるところなのですが・・・。
次回につづく
[5回]
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