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キツネ以外の動物と1時間ちかく触れ合った後、いざ、きつねが放し飼いになっている山の中へ。
ドアを開けて中に入ると、1匹のキツネが寄ってきます。
カバンからカメラを取り出そうとすると、エサをもらえると勘違いして目をキラキラさせます(笑。
放し飼いのキツネがトコトコと自分に向かって歩いてくる姿を見ればエサを上げたくなりますが、エサ小屋以外でのエサやりは禁止されているので、いくら可愛くても我慢しました。
でも、このキツネの反応を見ると、お客さんの中には手渡しで上げてしまう人もいるのだろうと推測できます。
初っ端から可愛いキツネの姿に癒され、エサ小屋へ向かいます。
途中、至る所にキツネがいますが、基本的には寝ている子が多数。(笑
カメラを向けると警戒する子もいますけど。
平日の午後で自分以外には5~6人のお客さんしかいなかったのもあるかも知れませんが、近づいても一瞬、コチラをみてまた寝るだけ。
個体差もありますが、危害を加えられないと知っているからでしょうか、ほとんどのキツネが安心しきっています。
だからかなりの距離まで近づけます。
これに関しては、多くのお客さんが「直接触らない」というルールを守っていると感じました。
そして、寝ているキツネたちを尻目にエサ小屋に到着。
注意書きが数多く書かれています。
〇 エサの自己持ち込み禁止(違反者は罰金5千円)
〇 キツネは小屋の中に入れないこと
〇 エサを買った際についてくるビニール袋を捨てない
キツネ村で買えるエサは、1本の魚肉ソーセージを3分の1程度にしたようなもの。
これを見ると、「次回来るときは魚肉ソーセージを自分で切って持ってくれば・・・」と思ってしまったのですが、この売られているエサ、実は「キツネ用」に加工されたものだそうです。
だから、人間用の魚肉ソーセージを持ってきてもダメ。
他にも人間が食べるようなお菓子や食べ物をあげるのも当然ダメです。
「エサの持ち込みにより、最近、キツネの死亡事故が増えています」
ということなので・・・。
本当はキツネ村の方も、こういう看板は置きたくないのでしょうけど、お客さんの中にはキツネの可愛さについ、人間が食べる物をあげてしまう人もいて・・・看板で注意をうながさないと大変なことになるから、やむなくといったところではないかと。
以前、毛色は違いますが、似たようなお客様相手の仕事をやっていた自分には分かります。
ルールを守らない一部のアホのためには、とにかく書いておくしかないのですよねぇ・・・。
中には「人間が食べても大丈夫だから、ちょっとくらいいいじゃねぇか!」なんて思う方も居るかも知れませんが、まず、人間の体の大きさとキツネの体の大きさを考えてみて下さい。
それぞれ大きさがまったく違うのですから、人間が食べても安心=キツネも安心にはならないわけで。
そして、身体の仕組みの違いを考えれば、そういう食べ物を与えていけないというのは、まともな人なら理解できるはずです。
キツネが可愛くてエサをあげたくなるのは痛いほど分かります、が、それによりキツネが死んだら悲しいし、従業員さんたちの負担も増すわけです。
一時の感情に流されて、持ち込んだ食べ物を与えるようなことはしないでほしいと、勝手ながらお願いします。
話が少しずれたので戻します。
エサ小屋に入ってくるりと見渡していると、数匹のキツネが寄ってきます。
ここに人が来れば、エサをくれると分かっているのでしょう。
中には遠くから走ってくる子もいるので、ほんと、人間と同じで個体差があるなぁと思います(笑。
また、その子が鳴いてエサをねだるのが萌え。
買ったエサをなるべく平等に行き渡るように小屋から投げます。
口の中にダイレクトにキャッチ出来た場合はいいですが、2匹の中間あたりにいくと、ケンカになり、口を大きく開けて威嚇しあう姿をみることが出来ます。
で、その2匹で争っている最中、落ちたままのエサがあるのですが、それを他のキツネが横取りしないのが印象的でした。
2匹が争っている間に、パクッと食べてしまいそうなものですが、手をつけない。
面白いものですね。
一通りエサを上げた後は、カップルがエサ小屋に近づいてくる様子が確認できたので、そそくさと小屋から出ます。
いや、ほんと、こんな場所でカップルと一緒になったら、オイラ、何をするか・・・・(笑。
自分がいたとき、2組のカップルがいたのですが、常に彼らと同じ場所にいないように注意していました。
平日で人が少ないときだから快適にすごせましたが、これが休日だったら・・・。
小屋を出て1人、カップルたちから離れた場所でポツンとしていると、また寄ってくるキツネを発見。
自分がしゃがんでいてカバンが目の前にあるからなのか、背後に回り込んではカバンを軽く噛んでグッと持ち去ろうとします。
肩紐がかかっているからそれは無理なのですが。
それでも、3回ぐらい諦めずに挑戦していると、今度は別なキツネがやってきました。
このキツネが大胆な子で、あっさり距離を詰めてきます。
そして外ポケットに鼻を入れてクンクンと匂いをかいだ後(エサを入れていたビニールが入っていた)、カバンを噛んで持ち去ろうとします。
「カバンを引き離してから漁ってやろう」としている感じ(笑
自分のわずかな体の動きに怯えながらも、結局、4回ほどカバンを引っ張っていました。
カバンは汚れますがこれは可愛らしく、触ることはできないけど十分に楽しめました。
そんなこんなで山の中を1時間ほどうろついてから、出口へ。
売店はありますが、またいつでも来られるから、このときは素通り。
トータルで見れば2時間30分ほど堪能して帰りました。
全体的な感想としては、1,000円でこれだけ楽しめるなら良い施設だと感じました。
子ギツネを抱いたり、赤ちゃんウサギを抱いたりするのは有料ですが、そこまでしなくても楽しめます。
キツネに触りたい人は係員さんにお願いすれば可能ですし。
小学生のお子さんがいる親御さんには、特にオススメです。
良い経験をさせてあげられると思うので。
あと、行くなら晴れた日のほうがいいです。
雨天でも営業していますが、山の中を少し歩くので・・・。
行った直後は「しばらくいいかな」と思いましたが、2~3日すると、また行きたくなったので、近いうちに行く予定。
こういう動物と触れ合うのは想像以上に癒し効果があるので、独り者にもオススメです。
家族連れやカップルとの距離感には気をつけてください。
そして、もし寂しそうなデブがいても、そっと見守ってほしい所存(笑。
*2015年にキツネ村に行った様子はコチラ
プラチナギツネを抱っこした記事はコチラ
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