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消えた選択肢

先月行った友人の送別会。

普段、家族以外の人間と会話をしていないような感じなので、ちょっと友人と話すだけでもそれなりに実りがありました。

以前にも書いたように「やさぐれた」状態で乗り切ったので、自分も暴言を吐きまくりだったのですが、後半は友人も結構なことを言っていたように思います。

たとえば、最後の方は、

「もうお前は脱法ドラッグを売っている店に車で突っ込んで、店主を巻き添えにして自爆しろ!」

とかね・・・。

普通ならひどいと思いますが、今の自分に対しては正論ですね。

わが友人ながら素晴らしいと思います。

 

 

そんな会話の中で印象に残ったことが。

それは恋愛沙汰で嘘をつく男の話をしていたときのこと。

自分が例えの一つとして「もし、結婚したとしたら・・・」と言うと、間髪入れず友人が、

「いや、結婚しないでしょ?」

と言ってきました。

自分にはこれが何気にショックで。

その後、すぐに、

「いや、だから『もしも』の話よ」

と続けましたが、この反応を見る限り、友人の中で自分は結婚しない男ということで確定しているのだと思います。

 

 

以前なら、ここまでストレートな反応はありませんでした。

数パーセントは、「kanimisoも結婚する可能性があるよね」という感じだったのですが、今回のようにバッサリ斬られるのは初めて(心の中ではもっと前から思っていたのかも知れませんが)。

働いていないということもありますが、30代後半という年齢。

しかも彼女がいないという事実は、旗からみたら「結婚は出来ない」という結論を下すには十分すぎるのでしょう。

ま、「結婚出来ないでしょ?」と言わない部分に優しさを感じますが(笑。

 

 

何十年来の友人の何気ない反応から気づかされたのは、自分のシナリオの中から「結婚」という選択肢が消えたということ。

今の生活を送っている以上、至極当たり前のことなのですが・・・・・・。

今後は「うつ病」「孤独死」などの悲しい選択肢が新たに発生するのでしょうが、ブザマでも生きていく所存です。

「結婚」という選択肢もシークレット選択肢のような形で復活するかも知れませんから・・・。


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