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善人も悪人もいるのです

◆ベネッセ情報流出 派遣システムエンジニア逮捕◆   



容疑者の姿をニュースで見たときの印象は、

「独身」「ギャンブルで借金を背負った」

というものでした。

お金に困ってやってしまったのかなと。

でも、翌日のニュースで素性を聞けば、結婚して娘さんも二人いる父親だと知りました。

そうなると余計に「なんでこんなことを……」と思わずにはいられません。

子供がいる身なら、この手の個人情報がどんなに大切なものか分かっているはずなのに。

ま、そういうことを考えることが出来ないぐらいに追い込まれていたのでしょうけど。

 

 

こういった個人情報流出。

以前、ジャパネットたかたで情報流出があり(それ以外にも社員が商品を4000万円以上、盗んでいた)、それから数年後、この件について高田社長がテレビにてこのようなことを言っていた記憶があります。

「例えるなら子供を相手にした駄菓子屋で、好き勝手に取って持ち去れるような状況にしていた自分に責任がある」

要は、「情報管理をきちんとやっていなかった自分が悪い」とハッキリおっしゃっていたのです。

(*うろ覚えなので間違っていたらすいません)

それを聞いて、そういう不正を最初からやらせないようにしたシステム作りというのが、今後は益々必要になっていくのかなと思ったものです。

で、今回のような事件をみると、その思いはますます強まり……。

もう、人の良心を前提にしていてはダメなのだと思わざるを得ません。

とても悲しいというか、寂しいことですけどね。

 

 

今回のニュースに伴って、様々な業界で個人情報の管理に関するニュースを見ましたが、自分が感心したのはあるゲーム会社の「情報を抜き取った(コピーした)としても、暗号化されているから他のパソコンなどでは見ることができない」というもの。

これを見て、やはりここまでやらないと昨今は安心できないのだなと思いました。

人を信じないわけではないけど、いざというときのことを考えて、今後は最大限の防衛策をとっておくことが当たり前になるような気がします。

 

 

まぁ、こういった個人情報に限らず、現金を盗むような事件は今も昔もなくなりません。

自分も今まで働いてきた中で、3回ほど現金盗難事件を見たことがあります。

金庫から18万円、7万円の紛失事件。

自販機のお金が50万円なくなった事件など。

ちなみに犯人は自分じゃないですよ(笑。

 

 

で、この事件が起きた職場に共通していることは、「防犯意識の低さ」。

思い返すと、結局、いずれの職場も普段からなぁなぁだったりするのですよ。

特に上司の防犯意識がおかしいケースが多いです。

普段は「人を信じる」的なことを言う割には、事件がおきると考えを真逆にして従業員たちを責めたてる。

そして散々騒いだあとに「やっぱ人を信じるから今回は警察には届けない」など、意味不明なことを言いだしたりします。

上記の発言は自販機から50万円なくなった事件のときなのですが……アホでしょ?

 

 

と、このような経験から自分は「人を信じること」と「防犯すること」は別物だと思っています。

なんというか、どんな人でも「魔が差す」ことはありえるわけで。

そんなときにルーズな管理をしていたらやられてしまうけど、きちんとしていれば防げることもあるわけです。

面倒くさいのか何なのか知りませんがアホな上司ほど「性善説」を主張して、お金を取られて騒いでいるのをみると心底バカだなぁと思います。(ここでの性善説は生まれつき『善』とする考え)

もちろん、盗るやつが一番悪いですけど……そうさせない仕組み作りは絶対に必要なはず。

 

 

それと、こういう事件は起きてしまうと、働いている人達の心に非常にシコリを残します。

犯人がハッキリすればいいけど、そうじゃなければ、お互いに疑心暗鬼になりやすいですから。

そういうことを考えたら、普段からきちんと防犯していたほうが、よほどいいと思うのです。

多少、煩わしくても……。

結局は何かあったとき、自分を守ることにもなるのですから。

 

 

世の中、どんどん便利になっていきますが、様々なシステムを扱うのは人間。

そして人は感情の生き物。

これを踏まえた上でやっていかないと、今後もこの手の事件で泣きをみる企業は減らないでしょうね。

ほんと、人の良心に頼るだけの時代はもう終わりを告げたと思います。


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