元ニートを雇うことの難点と利点

 

 最近、社会的に中年のひきこもりによる「
8050問題」が深刻になっているようですが・・・。
この問題のことを考えたとき、去年テレビを付けていたら偶然こんな番組を見たことを思いだしました。
(*リンク先にて動画が見られます)。
 
 
 人手不足が深刻な問題になっている昨今、ある会社で「正社員としてニートを雇用したい」と、採用に踏みきったそうなのですが・・・。
番組の冒頭にこのことを聞いた自分はこんなことを思いました。
「これはなんて素晴らしい試みなんだ」
と。
というのも、バイトを始めておよそ2年半。
常日頃からよくこんなことを思っていたのです。
「世の中これだけ人手不足人手不足で困っているなら、元ニートでも活かせる場所がある」
と。
実際、5年のニート期間がある俺でも、今のバイト先ではクビにもされず働けています。
だからこういう会社が出てきたことは本当に歓迎すべきことで、これからどんどんこういった会社が増えればいいと思ったのですが・・・。
この動画を見て、元ニートを雇った際に発生する一つの問題に気付かされました。
それは、「指導する側にものすごい忍耐が求められる」ということ。
 
 
 動画を見て頂ければわかるのですが、5分経過したあたりの1人の元ニートの行動をみて、ちょっと衝撃を受けました。
作業のやり方が分からないのに聞きに行かない。
材料片手に延々とうつむきながら考えているふり・・・。
正直、俺は彼のこの姿を見ただけでけっこうイラッとしました。
もしこの現場にいて指導する立場だったら声を荒げてしまいそうです。
「分からないんだったらとっとと聞きに来いよ!」
と。
 
 
 で、またこの元ニートがスタッフに、「どうして聞きにいけないの?」と問われると、
「仕事出来ないやつって思われちゃうのが本当に嫌だから」
とのこと。
これを聞くと・・・・・・、変に見栄を張っているというか、無駄にプライドが高いというか。
元ニートということは周りにとっくに知られているのに、こういう部分にこだわる。
俺なんかはたまたま今のバイト先ではうまくいっていることもあり、もっとニートを雇うのは簡単だと思っていました。
多くの飲食店なのどでこれだけ人手不足が叫ばれているなら、そこにポンとニートたちが入っても問題ないだろうと。
でも彼のような人を見ると、一緒に働くとなった場合、仕事を教えるのが相当大変だと思いました。
まったく分からないのにじっ~っとして聞きにこないのですから。
しかも彼の場合、実地訓練になっても屋根の上で座って周りの人の作業を見ているだけというなかなかの行動を取ります。
元ニートということを考慮しても、これは教える側としてはけっこう精神的にきますよね・・・。
 
 
 とはいえ、そんなことがあるにしても、指導する側はグッと堪えて教えていかなければいけない。
優しくやんわりと諭していくしかない。
この番組に出ていた指導員の方は65歳。
これぐらいの年代ならおそらく若い頃は上司から厳しく叱責されたり、手を出されることは日常茶飯事だったと思うだけに、
「よく我慢出来るなぁ」
と感心させられました。
まぁ問題のある彼も、番組後半では元ニートの先輩から指導させて、分からないことも聞くようになっていたので多少の救いはありましたが。
 
 
 というわけで・・・。
自分はもっとニートを雇うことを簡単に考えていたのですが、実際にそれをやるとなったらかなり難しいということを知りました。
「普通は」という教え方が出来ないというか。
一から十まで懇切丁寧に教えなければいけないというのは、指導する側にとっては相当な負担で、モノになるかどうかということも考えると、会社としてはいくら人手不足しろ、安易に手を出せる領域じゃないと感じました。
 
 
 ただ、戦力になるニートがいることも事実です。
特にニートをやっていた人間は比較的に交友関係もほぼ消滅していることが多く、リア充のように付き合いなどの用事により急に仕事を休むこともなかったりします。
つまりサボることがないので、そこら辺は安定しています。
俺もこれまで急な用事で休んだことなんて1回もありません(笑。
そういう面も踏まえると、やはり元ニートだとしても活かせる場所はあるわけで・・・。
だから今後も「元ニートでも構わない」とニートを雇ってくれる会社が増えてくれればいいと思うし、ニート側もやる前から諦めずやってみてほしいと思います。
なかなか上手くいかないことも多々あるかもしれませんが、今はバイトなら何歳でも大丈夫だと思いますから。
 
 
 

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