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「知らないおっさん」だった

 
 前回のつづきです。
 
 祖母の葬式当日。
思ってもみなかった弔辞を頼まれたということもあり、かなり緊張していました。
親戚の中で読み上げるという恐怖から、繰り返し音読をせずにはいられないほど。
こんなの学生時代、みんなの前で何かを発表するとき以来で、俺はこの手のものを読み上げる時、緊張からかなり早口になってしまうという悪癖があります。
そのためぶっつけ本番では100%無理なことは分かりきっていました。
なので、とにかく落ち着いてゆっくりはっきり話せるように練習。
文字数は300程度と少なめなこともあり、2分前後で終わるぐらいのペースを心がけて、家を出る15分ぐらい前まで音読を繰り返しました。
 
 時間になり家から5分の葬祭会館へ。
そこには昨日と同じように多くの親戚や従兄弟たちがいました。
親族控え室に行くときのうのように従兄弟たちのワイワイとした状況を見てしまうと思ったので、時間的にちょうどいいこともあり、そのままホールへ。
 
 するとホール入り口付近にいた叔父さんの奥さんと、次女とその子ども(4~5歳)と遭遇。
「こんにちわ、きょうは弔辞よろしくお願いします」と奥さんから挨拶され、次女とその子どもからも「こんちにわ~」と挨拶されたので、こちらも「こんにちわ」と反射的に返しました。
ま、これ自体は普通のやりとりで特に変なところはありませんでした。
が、このとき。
次女の子どもの方を見てみると、もう完全に、
「誰だろ、このおっさん?」
という目をしており・・・。



初対面だから当然であるものの、その不思議そうに俺を見てくるその瞳に、これまた衝撃を受けました。
また自分が親戚の中でどういう存在か、このとき何か分かったような気がしました。
 
 と、そんな挨拶を済ませそのままホール内に入ると、そこには俺と同じく弔辞を読み上げる叔父さんの長女の姿が。
そこに司会の方がやってきました。
そして、「弔辞の手順について説明をしたいのでよろしいですか?」と聞いてきたので、長女とその説明を受けることになったのですが・・・。

次回につづく

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