}); }); 忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

正しさよりも

数ヵ月前の話。

両親がそれぞれに出かけて10分ほど経った後、自分も玄関にカギをかけて車に乗り出かけようとすると、125ccのバイクで出かけていた父がちょうど戻ってきました。

すでに車にのっていた自分はそのまま出かけようとしましたが、その瞬間、「父はカギをもって出かけたのだろうか?」と不安になり・・・。

 

 

しかし、こういう風に家族がバラバラに出かけて、家に誰もいなくなるのは普通に有りえること。

だからカギは間違いなく持っているだろうと思いそのまま出かけようとしましたが、また不安になり(笑)、ちょっと進んで引き返しました。

父がバイクから降りているところに「お父さん、家のカギって持っている?」と聞くと、

「ああ~ちょっとコンビニまで行っていただけだから持っていないわ」との返事。

更に話を聞くと、「車で出かけるときは持っているけど、こういう風にバイクでちょっとした買い物に行くときは持っていかない」ことが分かりました。

このとき自分は2時間ほど買い物をしてくる予定だったので、もし引き返さなければ、父はコンビニ弁当を抱えたままウロウロしていたことに。

そんなことになれば、歳を取り温厚になった父でもマジギレしていたでしょう(笑。

ま、「安全の為にカギを閉めた」と自分に言われれば返す言葉もないでしょうが。

 

 

実際、この父の言葉をきいたときも、

「こういうこともあるからさ、常にカギを持って出かけてよ」

と言いそうになりましたが、そこでグッと堪えました。

「これを言ってしまったら父もいい気はしないだろう」と咄嗟に頭に浮かんだので。

今、考えてみてもこれは大正解だったと思っています。

 

 

学生時代は父とちょっとしたことで言い争いになることが度々ありました。

そんなときの自分は「これが正しいからそっちがルールを守るべきだ!」なんて勢いで父にぶつかっていたんですが・・・。

このときのことにしても、「カギを持って出かける」が一番いいわけです。

防犯面からもそれが間違いないし、いざというときでも対応できるわけですから。

でも、父は「ちょっとした買い物ですぐ戻るからカギはいらないだろう」という考え。

じゃあ自分はそれでいいやと納得した点に、さすがに学生の頃よりは大人になったと思うのです。

昔はこんな納得の仕方をせずに、「正しさ」を後ろに従えて父を責めていたんですよね。

それが正しいと信じて。
それこそ昔は風呂場の風呂おけの片づけ方で大ゲンカに発展したこともあるし(笑)、そりゃ毎日のように揉めますよね。
 

 


ま、自分の場合、実家にご厄介になっている身なので大きなことも言えないのはもちろんあります。

でも、それを抜きにしても、こういうゆずりあいというか、相手の考えを分かってあげるって家族で暮らすにしろ非常に大事なことだと思うのです。

それでお互いが不満を抱かずに暮らせるなら。

まあ、これで泥棒にでも入られたら「ほれ!見たことか!」と言いたくもなりますが、そうなったらそうなったでしょうがいないと割り切れる気持ちがあります。

何をやったってやられるときはやられてしまうような気もするし。

少なくとも俺は悪くない(笑。

 

 

世の中、親子でも仲が悪い家庭はあると思います。

それぞれに複雑な事情があり、簡単に割り切れるようなものではないのかもしれませんが、ちょっとした部分をゆずりあうだけで、案外うまくいくこともあるような気がします。

結局、むりやり従わせても、相手が納得してなければ意味がないわけで・・・。

自分の場合は一刻も早く自立するのが正しいとは思いますが、やはり実家暮らしは経済的にとても楽。

今後も親とうまくやっていきつつ、更生していく所存です。


にほんブログ村 その他日記ブログ フリーター日記へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

拍手[5回]

PR