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それぞれのワークスタイル

 
 
パートを始めて2週間ほどたったある日、仕事中に一つの疑問を覚えました。
「あれ?俺の仕事のペースは格段に上がっているのに、なんで全体の作業が終わる時間はそんなに変わらないのだろう?」と。
 
 
最初はそれこそMさんの後ろを歩きながら仕事を覚えましたが、わりと簡単な作業も多く、それらのものは一度やり方を教えてもらえれば翌日には1人でも出来る作業。
そして道具の場所も覚えてきたので、2週間目に入ってからは重要なポイントを除いては指示を待たずに自分で考えて仕事を進めるようになりました。
最初のころは1時間かかっていた作業も、このころには40分に短縮。
だから本来であれば終了時間の前には余裕を持って引き継ぎが出来る状態になるはずなのですが、そうはならないのが不思議で・・・。
このことに気付いた翌日、自分は仕事を始める前にMさんにこんなお願いをしてみました。
「きょうは〇〇時に上がらせてもらいたいのですが・・・」と。
いつもの作業終了時間より30分早い時間を指定して、Mさんの動きを見てみることにしたのです。
 
 
すると、その日はいつもどおりの作業をしたのにも関わらず、予定通り30分前に全体の作業が終了。
つまりMさんは、こちらの作業のペースを見ながら終了時間ちょうどに終わるように自分の作業ペースを調整していたことが分かりました。
だから別に俺を鍛えるために手伝わなかったわけではないようです(笑。
 
 
で、昔の自分ならこのことに気付いていたら怒っていたような気もします。
「もっと余裕を持って作業を終わらせるようにしましょうよ」みたいな。
でも、今の自分はそんな気持ちにはなりませんでした。
というのも、Mさんは高齢なのにパートでダブルワークをしている人のため。
(それでもバイト初日に俺に自販機で買った缶コーヒーを奢ってくれた良い人です)。
つまり少しでも稼ぎたくて働いているから、無駄に早く作業を終わらせるよりはちょうどいいペースで終わらせたい、むしろ残業をした方がありがたいと考えている人だと分かったのです。
 
 
ちなみにMさんが本気を出したら自分の何倍も仕事は早いです。
ただ、それをやっても所詮はパートというか・・・。
始めたばかりの自分と5年以上働いているMさんの時給がたった10円しか違わないことを考えると(笑、Mさんのこの働き方は当然かなぁと思えたのです。
要はやることをやっていたら問題ないし、これは俺があーだこーだ言うようなことではないと判断しました。
 
 
とはいえ、自分は少しでも早く帰りたいタイプ。
そのため、そういうときはあらかじめこのように時間を指定してMさんと作業することにしました。
Mさんは今まで通りの時間を働いて、自分は少し早く上がらせてもらう。
今のところ、「早く帰りたい」といってもMさんはイヤな顔一つせず快諾してくれるので、非常に働きやすい職場です。
 
 
と、こんなことを書きましたが、昔は自分もMさんよりの考えでした。
時給制なら少しでも長くいて稼ぐみたいな・・・。
でも、いろいろな経験を経て、今は「時間内に作業を終わらせなければ能力がないとみなされる」という考え方。
だから自分は自分でしっかりと仕事をしていこうと思っています。
パートとはいえ、周りに迷惑をかけるような仕事はしたくないですから。

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