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姿勢の差が立場の違いになっている気がする



働いている会社の社長は自分とおそらく同年代。
職場で会うこともたびたびあるのですが、自分が気になるのは社長の駐車の仕方。
というのも、今まで見た限り社長は必ず前向きで車を停めるのです。


ちなみに職場の駐車場は広く、社長が車を停める時間帯はガラガラ。
だから前向きで停めても車を発進させるときに困ることはありません。
でも、同じような時間帯に働いている自分の場合、車は必ず後ろ向きで停めます。
それというのも、やはり発進のときのリスクを限りなく減らしたいから。
ガラガラの駐車場でトラブルに繋がる可能性がほぼないにしろ、どうしても「万が一」ということを考えてしまうのです。


しかしここ最近、そんなことをまるで心配していないような社長の前向き駐車を見ていると、こういうことを心配してしまい色々なことをアレコレ考えすぎる自分は、つくづく人の上に立てない人間だと思ったりしました。
他にも、社長は自分からすれば考えれないほど人を疑いません。
自分だったらカギを預けたりする場合、その人の様子を何カ月か様子を見てからです。
今まで物や金を盗んだりする人をたくさん見てきたということもあります。
しかし、社長は入社してから1カ月も経たないうちに自分に職場の大事なカギをポンと2つ渡してきました。
以前の職場でクソ社長にまるで信用されていなかった自分としては心底ビックリしました。
「え?こんなにアッサリ信用してくれる人もいるんだ」と。
そして、こうやって自分を信じてくれるとやる気や責任感も出ますよね。
信用してくれた社長を裏切らない、迷惑をかけないようにしようという気持ちにもなります。
だから上に立つような人間であれば、これくらい人を信じることが出来ないと難しいのだと考えさせられました。


ま、実際のところ、社長の前向き駐車は昔からの個人的なクセで深い意味はないのかもしれません。
ここまで書いておいてなんですが(笑。
でも多店舗を経営していて、何かトラブルがあっても「何とかなるべ」みたいなノリで毎日休みなしで馬車馬のように働いている社長をみると、けっきょく先のことを考えすぎる自分は人を使って商売するには向かない人間だとハッキリ分かりました。
特に昨今の様々な自然災害や悲惨な事故をみると、人間避けようのない事はあるのだと思い知らされますし。


ということで、後ろ向きにしか物事を考えられない自分は、いつまで続くか分かりませんが前向き社長の後をついていって時給に見合うだけの仕事をしっかりこなしていこうと思います。
それが自分には向いているようですから。

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