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なにを言ったところで金儲けでしかない



神戸連続殺児童傷事件の元少年Aが手記を出しました。
今はもう32歳だそうですが・・・。
元少年Aは本の中で「罪を背負って生きていくためにはこの本を書くしか・・・」みたいなことを書いているようですが、どう考えても「金儲けのために本を出した」にしか思えません。


というか、もう彼に残された人生というのは、罪を噛みしめながら後はひっそりと生きることだけのはず。
何をしたところでなくなった命が戻るわけではないのですから。
それなのにここに来て犯行の様子などを書いた手記を出して事件を蒸し返そうとするのは、いまのうちに金儲けをしておこういう風にしか見えません。


むろん、この元少年Aが「なぜこんなことをしたのか?」は知っておく必要があるというか、調べておくのはアリだと思います。
今も未成年による凶悪な犯罪は起きていますから。
しかし、とんでもないことをやらかした人間がその行動を書いて、お金をもらえるというのは不条理すぎます。
それならやったもん勝ちというか・・・。
この本の印税もテレビ局が計算をしてみたら初版10万部の現時点で1200万円だそうです。
こんな大金が人を殺した元少年Aに入るというのは・・・ずいぶんとふざけた話としか。
ちなみに印税がなかったとしても、この本を出すのはナシだと思っています。


今朝のワイドショーで被害者の父親がコメントを出していました。
もうこの事件に関しては元少年Aも反省していると信じていたそうですが、今回、本が出版されたことによりその思いが踏みにじられたとのこと。
そして、本の回収を希望していました。
当然ですよね・・・。


事件から18年たち、気持ちの整理もようやくついてきた頃にこんな下劣な本を出して事件を蒸し返された遺族の心境を考えると、とてもやるせない気持ちになります。
こんなことでお金儲けをされてはたまらないので、一刻も早い本の回収を望みます。

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