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便利の裏には誰かの苦労が存在する


 
 

上記のリンク先の記事を読んで「うんうん」とうなずかずにはいられませんでした。
昨今、2~3キロ圏内にコンビニが5店舗ほど乱立しているような中で、どの店も24時間営業をしているというのは傍からみても意味がなさ過ぎるというか・・・。
でも、そういう風な決まりだからどうしようもないのでしょうね。
にしても、「お互いに体力を削り合うだけの不毛な戦いすぎる」と長いことコンビニバイト深夜をやっていた自分でもよく思っていました。
 
 
更に記事を読んでいて自分がゾッとしたのはこの言葉。
「24時間365日」。
普段から何気なく耳にしている言葉ですが、改めて考えると・・・・・・コンビニのオーナーを一度始めたら後は閉店するまで「24時間365日」、常に何か起こる可能性がある生活を送り続けるということですよね。
 
 
ま、自分の代わりとなって店を仕切れる人物や、シフト通りにきちっと入ってくれるバイトなどがいれば多少は負担も減るでしょうが、24時間常に連絡が来たり呼び出されたりする可能性があるというのは・・・。
昔、コンビニバイトをしていたころ、24時間営業から7時~23時の店に鞍替えした際に店長がこんなことを言っていました。
自分が「売上だいぶ落ちてしまうんじゃないんですか?」みたいなことを言うと、店長が、
「いやいやkanimisoくん、確かにそうかもしれないけど、24時間いつも緊張しいられるのと、確実に休める時間があるのとでは精神的な負担がまるで違うって・・・」
と。
店長はいつでも電話が来たり呼び出されたりする恐れがある生活を送っていたから、24時間営業のしんどさが身に染みてわかっていたのでしょうね。
で、当時適当に短時間バイトしていただけの自分はそこが分かっていなかったと(苦笑。
もちろん今は店長の言っている意味がよく分かります。
「ここまで頑張れば後は休める」とはっきりゴールが分かっていれば人って頑張れますが、それがないとなると心を保つのは難しいですよね。
 
 
前にコンビニの向かい側に更にコンビニがオープンしているなんて記事を書きました。
この後も、家の近所にあるファミマの向かい側にセブンイレブンがオープンしたのを見ました。
これを見ると、今は堂々と敵対心むき出しで店を出し潰しあうのがコンビニ業界のやり方のようで。
特にセブンイレブンのここ最近の出店ペースはとんでもないと思います。
この3か月の間に新規オープンした店を自分は4店舗見ましたから。
移動範囲がそんなに大きくない自分でもこれだけ見たのですから、宮城県内のみで見ても相当なものがあると思います。
 
 
24時間365日休みなしという生活をしいられる恐れのあるコンビニのオーナー。
これだけ過酷な条件なのに、よく新たにオーナーになる人がいるなと思います。
仮に自分が誰かに
「店舗もこちらで用意する、そして給料は60万。だから店長をやってくれないか?」
と頼まれても断ります。
それなら社会的に不安定でも、今の生活を送っているほうが楽しいです(笑。
 
 
体と心のバランスを保つためにも、「休み」というものは大事。
だからそろそろ本気で社会全体が24時間営業というのをやめていいと思います
いくら便利だとしても、その裏では誰かが犠牲になっているのですから。

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