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生きた心地がしなかった



きのう、数ヵ月ぶりに父のバイクを借りて近くのスーパーに向かいました。
 
 
この日は快晴で湿度も高くなく、バイクで走るとかなりの気持ちの良さ。
久しぶりということもあり、途中で「このまましばらく走ってみようかな」と思ったのですが、まずは買い物を済ませてから・・・と思い、スーパーへ到着。
バイクから降りて停めようとすると、なんだかお尻のあたりに違和感が。
「ん?」と思ってお尻のポケットに手をやると・・・なんと財布がありません。
もう心底焦り大パニックに。
 
 
焦りつつ記憶を辿ると、スーパーの少し手前の道で道路のギャップに乗ってしまい、バイクがポンと浮いた瞬間を思い出しました。
そしてそのとき、お尻のポケットあたりが「フッ・・・」と軽くなったことも。
それが分かっているなら「だったら道路の左端にでも停めて確認しろよバカ」と思う方もいるでしょうが、このときは「まあ大丈夫だろう」とそのまま走りつづけてしまった自分。
後悔しながらも、バイクを停めてヘルメットを外して大急ぎでそのポイントまで猛ダッシュしました。
 
 
財布の中には現金はもちろん、各種電子マネーやクレジットカード、銀行のカードが入っています。
これを無くしたとなったら、もう一大事でたくさんの手続きが必要になります。
「頼むからあそこに落ちててくれ!誰も拾わないでくれ!!」と必死で走り続けました。
 
 
そして200メートルほど走ると・・・・・・想像していたとおりポンとバイクが浮き上がった場所に自分の財布が。
ここで少しホッとして落ち着き、車が来てないのを確認して財布を拾いました。
中身を確認すると、カードも現金もそのまま入っていて無事。
落ちた場所が道路の真ん中だったため、車のタイヤにも押しつぶされることがなかったのが幸いでした。
踏まれていたら一発で多数のカードが粉々になっていたでしょうから。
でも、けっこうなスピードで落としたため、財布の表面はズタズタになりました。
まぁ、こればかりは仕方ないですね。
 

 

と、そんなこんなで久々に死ぬほど焦りましたが、なんとかギリギリセーフ。
これがもしスーパーではなくもっと遠い場所へ向かっていたら、どこで落としたか分からなくなっていたでしょう。
更に完全に人通りが少ない時間帯だったこともラッキーでした。
通勤通学などの時間帯だったら100%拾われていたと思います。
ま、いい人なら戻ってくる可能性もありますが、学生たちも多く通る道です。
中高生あたりが拾ったら「やった!小遣いにしよう!」と持って行かれる可能性が高かったかと思うと、ほんとうに「神様ありがとう」と思わずにはいられませんでした。
 
 
というわけで、今後はなにかあっても簡単に落ちないような場所に財布をしまうことを誓いました。
本来は最初からそうするべきなのでしょうが、20年くらいお尻のポケットに財布を入れて落としたことがなかったのですっかり過信してしまっていて・・・。
落としたらとんでもなく大変なことになると分かった今、この経験を無駄にしないためにも今まで以上に気を付けていこうと思います。

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