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「THE説得」をみて

 
 
15日に放送された「THE説得」を見ました。
 
 
タイトルを見ただけではイマイチ分かっていませんでしたが、要は「家庭内トラブル」を解決する説得のプロ「押川剛」の日々を追いかけるというもの。
「ひきこもり」や「精神病」になっている子どもをもっている親が対処しきれなくなり、押川さんに頼んで何とかしてもらうというもので、今回は2人の人間(家庭)に向かい合う様子を放送していました。
 
 
で、この番組に出ていた問題を起こしている子どもに共通している部分がありました。
それは
「俺がこうなってしまったのはお前らのせいだ!」
と家族を責めていたところでした。
ブログ村の無職カテゴリーでもこういうブログを書いている方を見かけますが・・・・・・。
やはりこういう物の考え方をする方は、ほぼ壊れかけのようです。
 
 
ま、個人的にはこういう意見に賛同はできません。
なんだかんだいって飯を食わせてもらって学校に通える環境にあったのだったら、最終的には本人次第だと思うから。
もちろん、その人が家族から味わった様々な苦しみは当人にしか分からない部分もあるので、一概には言えないことも分かっていますよ。
本当に他人には想像もつかないほど辛かったこともあるのでしょう。
でも、世の中にはご飯も食べさせてもらえず、学校にも満足にもいかせてもらえない子どもがいたりもするわけで。
子どものころからこれぐらいひどい環境だったら「お前らのせいだ!」という主張も分からなくはないですが、なんだかんだいっても生きられる環境にはあり時間は万人に平等なわけですから、ダメだった、つまりこうなったのは「自分のせい」という結論が正しいと思っています。
 
 
ただ、親のせいにする気持ちも全ては否定しません。
要はそこで「自分が原因」と認めてしまえば精神的に壊れてしまう人もいるでしょうし。
他人のせいにすることによって何とか心のバランスを保って生きるというもの、ときには必要なこともあるでしょうから。
 
 
で、話を戻しますが、この番組をみて思ったことの一つは、部屋が汚いと心も荒むということでした。
今回、出演していた一人のアル中の30代男性は近くにトイレがあるのに部屋でお茶の容器に小便をしていて・・・。
ここまで来ると相当やばいというか、人として終わっているのですが、これも人と触れ合わず部屋で1人過ごしていけばそれに気づくことすら出来なくなるということでしょう。
 
 
また、親への暴言や暴力を振るうようになってもお終いですね。
もう一人の出演者である16歳の少年はアニメの録画を母親に頼み、録画できてないと分かった途端、絶叫しながら「録れてなかったら殺すからなぁ!」と暴言を吐く始末。
こうなったら母親には育てられないという結論に達し、最後は縁を切るという形になっていました。
結局、母親の下に帰ればまた同じことの繰り返しになるということで・・・。
悲しい結末ですが、いくところまでいったら引き返せなくなるものだと改めて思わされました。
 
 
ちなみにこの少年は押川さんが調査中、エロ本を買った現場を見られており、説得の際エロ本を持っていることを親の前で暴露されて死ぬほど動揺していました。
押川さんがその現場を見たとき、「これは良いものを見たわ」とニヤッと笑っていたのを見たときは意味が分かりませんでしたが、実際の絶大な効果に驚いたと同時に最高に面白かったです。
エロ本をしまっている袋から押川さんが強引に取り出そうとした際、
「かんべんしてください!ほんまかんべんしてください」
とひたすら謝っていて・・・、親に「殺す」と言っていた少年とは別人のようでした。
「性的志向」の部分は他人には知られたくないものだし、16歳という本来なら買ってはいけないものだから当然と言えば当然ですが・・・・・・。
自分も若い子どもを説得する機会があったら「エロ」で崩そうと思います。
ま、自分がそんなことやったら逆上した子どもに殺されそうですが(笑。
 
 
押川さんいわく、最近はこういうヤバイ家庭が増えているとのこと。
ぜひ第2弾があれば見てみたいと思いましたが、自分のところに押川さんが来たらイヤなので(笑)、親にこれ以上迷惑をかけすぎないよう、話が通じるレベルの精神状態で生きていきたいと思います。
ほんと、末期状態になれば家族ですら敵になると分かりましたので。

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