きょうの話はいつか書こうと思い続けていた話。
無職期間が終わりちょうどいい機会だと思うので記事にします。
今からおよそ3年前のこと。
その数ヵ月前に結婚した友人Aが奥さん(20代後半)を連れて仙台に遊びに来るとのことで、「仲間内で飲まないか?」という話になりました。
当時バリバリの無職だった自分は気乗りしませんでしたが、こんな俺を結婚式に呼んでくれた友人からの誘いです。
「ま、滅多にないことだし数時間くらいなら・・・」と会うことにしました。
これも働いている人からすれば分からない感情かもしれませんが、無職側の人間からするとかなり勇気のいる行為です。
こちらは引け目を感じながら酒を飲むわけですから(笑。
当日。
予定していた時間より大幅に遅れて友人が仙台に到着。
当初の予定で友人Aは友人Bの家に行き別れた後、地下鉄を利用して友人Cと自分と合流して飲む予定になっていたのですが、遅刻のせいでその予定がグダグダになりました。
そのため、友人Bが気を使って仙台まで全員を車で連れて行ってくれることに。
で、その車中でのこと。
久しぶりにあったのでいろいろな話をしている最中、友人Aとその嫁が「最近ゲーム買った」と言う話になりました。
そのとき、そのゲームが高額だったことを知っていた自分は
「へ~金もってんなぁ」
というと、友人Aの奥さんがこう言ってきました。
「まぁ普通に働いていればねぇ・・・・・・あ、やばw」
と。
口を手で押さえるしぐさをして、ちょっと冗談ぽく言ってきたのですが・・・自分では血の気が引くほどドン引きしました。
怒りを通り越して「聞き間違い?」とも思いたくなるような一言。
そんなあまりにも予想していなかった返答に自分は
「ああ・・・そうだね、ははは・・・」
と苦笑いをしながら答えるのが精一杯。
他の友人たちがこの会話を聞いていたかどうかは定かではありませんが、一瞬車内の空気が凍りついたように思います。
内心、どの友人たちも「うわ・・・それは言っちゃダメでしょ」と思っていた気がします。
と、飲みにいく前の段階でそんなことがあったため、その後飲んだ酒のまずいことまずいこと(笑。
最初から負い目を感じているのに、そこを無神経にディスられたというか。
20年以上付き合いのある友人たちが冗談めいて「おいおい、お前働けよ~w」なんていうのならまだ分かりますが、数ヵ月前に会ったばかりでお互いのこともまったく知らない自分より9歳ほど年下の奥さんに小馬鹿にされる。
マジでドン引きしつつも、飲みの最中に「殺すかw」なんて殺意も湧きました。
で、この奥さんの一言でなぜこれだけ傷ついたのか後になって考えてみたのですが、出た答えは
「普段友人A夫婦が自分についてどんな会話をしているのが分かってしまった」
から。
実はこの友人A、仲間内では比較的世話を焼くタイプ。
そのため自分が働いていたころから何かと気にかけてくれ、無職になった後も為になる本をamazonから送ってくれたりしてくれていたので、本気でありがたいことだと感謝していたのですが、奥さんがこんなことをポロリと言うことは、普段からこちらをバカにしているのが丸わかりで・・・。
あ、ちなみに自分のような人間に対して、他の人間もこういうことを思っていることは分かっています。
自分がいない場所では同じようなことを言っているでしょう
自分も昔は無職の友人に対して似たようなことを言っていましたから(笑。
ただ、その感じを本人の前で出すのは・・・奥さんとしてはどうかと思うのです。
本来、年下の奥さんであればそこはうまく伏せつつ接するのが、夫の友人に対する態度というものなのではないかと。
実際、他にも結婚している友人がいてその奥さんにもあったことはありますが、こんなことは言われたことがないし、仮に言われたとしたらかなりムカつきます。
やはり、そんなにお互いのこともよく知らない人間が触れていい話題ではないと思うのですよね・・・。
と、こんなこともあり、その後この友人Aとは会っていません。
今年になって「会わないか?」と言うメールが来ましたが、予定があると言って断りました。
もうよほどのことが無い限りは会う気にもなれないし、会う度にこのことを思いだしてしまいますし。
友人が言ったわけでもないにしろ、やはり責任はそれなりにあるというか。
仮にあの時、奥さんの一言の後に「おい、失礼だろ!」とか言って注意でもしてくれたなら、こちらもこんなに数年間忘れずにいることはなかったのですけどね(笑。
奥さんの不用意な一言で長年の友人関係にもヒビが入ることがある。
この一件を通じて、「こうして人は離れていくのだなぁ・・・」としみじみ思った次第です。
ま、対人関係における優先順位は変わっていくから、仕方のないことなのでしょうね。
[11回]
PR