きのうのこと。
蔵王町で開催されていた「ございんまつり」を初めて見に行きました。
場所は蔵王町ふるさと文化会館（ございんホール）。
週末の蔵王はどこもかしこも混むのでいつもなら避けるのですが、今年は色々な予定が噛みあったので試しに見に行くことにしたのです。
この日は日差しも強くけっこうな暑さ。
外で見るとはいえ、「長時間見続けるのは辛いかも・・・」なんて思いながら会場に着きました。
周りを見渡してみると、２カ所ほどに人だかりが。
そのうちの一つを何となくふらふらっと見に行くと、大道芸人の方が準備中。
自分が今回みた大道芸人さんは２人。
まず１人目はココナッツ山本さん（ポールダンスコメディ）。
予備知識もなく見たのですが、準備中からお客さんと掛け合いをして場を盛り上げようとするその姿はすごいなと思いました。
これをみたとき、「ああ、大道芸って芸だけをやりゃいいんじゃないんだ」と分かりまして。
正直、芸は荒かったですが（笑）、しゃべりやダンスでお客さんをひきつけていました。
そしてところどころではお客さんにも協力してもらい、さまざまなパフォーマンスを披露。
特にチビッ子たちに人気があったように思います。
ところどころで機転をきかせたしゃべりに感動したので、ステージが終わった後は帽子にお金を入れに行きました。
ココナッツ山本さんの方から手を差し出してくれたので握手しました。
独特なキャラですが良い人です（笑。
そして二人目はPerformer SYO!さん（ジャグリング）。
この方もどんな方が知らずに見たのですが、ＳＹＯさんの芸はスゴイなんてもんじゃありませんでした。
ほんものの大道芸です。
しゃべりもうまく、見事にお客さんを楽しませながら、最後までダレさせることなくパフォーマンスを繰り広げていました。
あっという間の３０分。
さすが大道芸の世界大会で優勝するだけのことはあります。
ローラーバランスをしながらファイヤージャグリングは圧巻。
この不安定な物にのりながら火のついた棒を回すって・・・。
誰が見てもその凄さが分かります。
SYOさんもステージが終わった後に帽子にお金を入れてもらっていましたが、その中にはたくさんの千円札が入っていました。
この不景気の中でお客さんに「１,０００円払いたい」と思わせるパフォーマンス。
本物の『芸』というものに対して人はお金をきちんと払うものなのだと実感しました。
こうして初めて本格的に大道芸というものをみましたが、ほんとうに素晴らしいものだと思いました。
お客さんの反応を常に見ながらどうしゃべるか考え、その上でミスなく芸をする。
自分のような人間には到底無理で、芸でお金を稼ぐのは容易なことではないと改めて実感。
たくさんの人に見守られながら高度なことをミスなくやって、ようやくお金をもらえるわけですからね。
だから自分のようなものがブログで稼げないのは当然だと痛感しました（笑。
と、今回は時間の都合で２人しか見ませんでしたが、この大道芸は毎年２日間やっているようです。
そのため、来年以降はチャンスがあれば２日間通して見てみようと思います。
蔵王町まで来られる方は是非来年見に来てください。
見るだけならタダで、投げ銭は気持ちでいいと思いますから。
お子様からお年寄りまで楽しめる貴重なイベントです。
[3回]
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